こんにちは、
長谷部健(ハセベケン)です。
渋谷区長として2期8年が過ぎました。
区長就任時に、20年ぶりに
渋谷区基本構想の改訂に着手し、
「ちがいをちからに
変える街。渋谷区」を
お示しし、ベースとなるキーワード
「ダイバーシティ&インクルージョン」を
意識しながら渋谷区の
まちづくりを進めてきました。
掲げた政策も
しっかりとカタチになったもの、
実現に向けて
動き出しているものもありますが、
ここ3年はコロナ禍ということもあり、
区民の皆様の安全安心を第一に考え、
コロナ対策に奔走した時期でも
ありました。
ようやくここ半年、段々と区内の
様々な地域活動が再開し始め、
いよいよアフターコロナへと
動き出しています。
昨年、区制施行90周年を迎えた渋谷区。
2032年の100周年、
そしてその先の100年を見据え、
渋谷区の可能性を
さらにカタチに!しっかり意気込んで、
先頭に立って汗をかいていきます!
昨年、渋谷区は区制施行90周年を迎えました。渋谷町、代々幡町、千駄谷町の3つの町が合併したことが成り立ちです。大正時代までの渋谷区は代々木5丁目辺りの景色を歌にした「春の小川」のような、のどかな小川や野原、茶畑などが広がるエリアでした。その後、戦争等厳しい時期もありましたが、新しい都市として発展してきました。その間のことを学んでみると、明治神宮、代々木公園から渋谷区にもたらされる豊かな恵み、戦後の闇市から世界中に注目される街にまで発展した渋谷、ビール工場からガーデンプレイスの開発を機に、住みたい街1位にまでなった恵比寿、などなど街の発展の歴史から、多くの先人達が、この渋谷区のまちづくりに力を注いでこられたことが分かります。この素晴らしい渋谷区をしっかりと継承し、創造性を加え、さらに発展させ、次の世代に継承していく。そういう思いで、2期8年仕事をしてきました。
2期目を振り返りますと、この3年は新型コロナウイルスという危機対応を最優先に取り組んできました。まず、区議会と連携して、迅速なワクチン接種の普及に努め、保健所職員を増員し感染者対応を行いました。学校では、登校自粛中にも自宅でオンライン学習をできるように整えました。全国に先駆けて、ひとり1台のタブレットでICT教育を進めていたことが功を奏しました。保育園では全園を臨時休園としながらも、エッセンシャルワーカーなどコロナ禍でも保育を必要とする方に、拠点園での特別保育を実施しました。福祉施設では入所者やそのご家族の安心安全を確保しつつ、サービスを滞らせることなく、適宜必要な対策を取ってきました。
また、コロナ禍でダメージを受けた区内事業者に対しては、国や都と連携し、給付金などの支援や感染対策用品(消毒液、CO2測定機等)の配布に始まり様々な支援をしてまいりました。昨年末にはデジタル地域通貨「ハチペイ」を導入し、地域経済を力強くサポートしています。
行政手続きにおいては、人との接触機会を減らすため、手続きのオンライン化や、デジタルの苦手な高齢者に向けてデジタルデバイド解消事業にも取り組みました。くみんの広場やおとなりサンデーもオンラインで実施するなど、DXをさらに推進し区民交流の機会を維持しました。DXについてはコロナ禍以前から、渋谷区として積極的に取り組み、来庁しなくても全ての手続きができる役所を目指していたため迅速な取り組みとなりました。
もちろん、コロナ禍であっても未来を見据えた施策にもしっかりと取り組んできました。子育てネウボラの創設、生涯活躍ネットワーク・シブカツ、渋谷ユナイテッドの立ち上げ、西参道、玉川上水旧水路緑道の再整備、高齢者施設の増設、待機児童解消、そして未来の学校プロジェクトなど区民のウェルビーイングやシティプライドの向上に繋がる様々な施策を進めています。都心で全ての世代がイキイキと暮らすことを念頭に、これからも進化し深化する渋谷区の先頭に立って、渋谷区の可能性をどんどんとカタチにしていきたいです!
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特別養護老人ホーム「つばめの里本町東」、高齢者在宅サービスセンター等の「恵比寿西2丁目複合施設」、生活介護施設「渋谷区くるるえびす」障がい者グループホーム「グループホームこのみ」、特別養護老人ホーム「渋谷区かんなみの杜」と区民ニーズに応えるべく施設整備を行ってきました。今後も原宿に整備中の新たな障がい者施設の他にも、必要な施設を順次整備していきます。
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恵比寿南2公園(通称ぶた公園)がインクルーシブ公園に生まれ変わりました。障がいのある子どもも一緒に遊べる公園です。例えば、通常車椅子では砂場遊びはできませんが、テーブルの上に砂場があれば車椅子でも遊べます。もちろん、障がいのない子どもも遊べます。こうした工夫がされた遊具がある公園です。今後も多様な方が一緒に遊べる公園を増やしていきたいです!
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2016年より渋谷区がアパートを提供し、そこから社会復帰に向けたプログラムを提供していくハウジングファースト事業を開始しました。2022年3月までの実績では、これまでに88名が、区が用意したアパートに入居し、地域生活へと移行する支援を受けています。また、巡回相談は2021年度の実績は延べ708回と社会復帰に向けて丁寧に寄り添いながら取り組んでいます。
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コロナ禍より以前から、渋谷区では生徒児童1人1台のタブレットを配布しICT機器をツールとして活用した教育に取り組んでいます。また、学習だけでなく渋谷区オリジナルの教育ダッシュボードを活用し、日常生活を含め、教員の経験と勘だけでなく、データも活用し子ども達の学習環境を整えています。昨年、日本ICT教育アワードで、渋谷区の取り組みが最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
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近年、区立中では少子化などの理由により、チームスポーツ系の部活では、人数が集まれず希望する部活がないというケースがあります。また、教員の負担軽減や国が部活動の総合型地域スポーツクラブなどへの移行を示したことから、2021年秋に、一般社団法人渋谷ユナイテッドを立ち上げ、サッカー、ボウリング、フェンシング、ダンス、ボッチャ、将棋、プログラミング、硬式テニス、スウィーツ部などを中学校・地域・競技連盟等との連携で立ち上げました。今後、種目や活動日も広げ、種目によっては中学生に限らず、子どもからお年寄り、また私立に通う児童生徒にも参加機会を広げていきます。
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区議会公明党からの提案でフィンランドのネウボラを知り、職員を派遣し研究を重ね、2021年8月にオープンした渋谷区ネウボラ。フィンランド語でネウボ(相談)、ラ(場所)を表す言葉で、妊娠期から成人になるまで担当の保健師さんが子育てに寄り添いアドバイスを送るシステムです。今後、国の施策として始まる「子ども家庭センター」の先行事例とも評価され、昨年末には岸田総理大臣自ら視察に来られ、高いご評価を頂いています。相談の場所だけでなく、親子で楽しく過ごせる空間も充実しています。
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2021年より実証実験として1526人に無料でスマートフォンを貸出しています。講習会等で活用を支援しているほか、地域コミュニティの中でスマートフォンに慣れ親しむことができる場を広げています。この実証実験を通じて、高齢者に寄り添いながら、使い方をサポートしていく仕組みづくりの重要性が確認されてきました。今後も、講座やスマホサロン等のサポートを継続し、アプリを使った健康づくりやハチペイなどのキャッシュレスを促進していきます。
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2022年11月からデジタル地域通貨ハチペイを導入しました。参加者も6万人、参加店舗も2500店とご好評を頂いています。2月に実施した30%キャンペーンもお陰様で好評を頂きました。地域経済の活性化を狙い、今後も力強く展開していきます。また、並行してハチポという地域活動をするとポイントが貰える事業も開始しました。美化活動や町会活動でもお役立て頂けたらと考えています。区民以外の方には、渋谷区のふるさと納税でハチペイをご購入頂くことができます。今後も国からの補助金を活用しながら、地域経済を盛り上げていきます。
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渋谷区内の17ヶ所の公衆トイレを日本財団の協力のもと、大リニューアルしました。国内外の著名な建築家の方々が設計された個性的かつ多様なトイレが誕生しました。暗い怖い汚いといったイメージを払拭させると共に、今後の維持管理を区としてしっかり取り組んでいきます。また、キレイにご使用頂く為の啓発活動の一環で、日本財団との協力でヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演での映画も制作中です。お楽しみに!
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渋谷保育園、長谷戸小、鳩森小、千駄谷小の校庭を天然芝生化しました。PTAや地域の方々のご協力を頂きながら、事業を進めています。今後も学校の建て替えのスケジュールを勘案しながら、日当たり等の条件の良い校庭は、地域とも相談しながら天然芝生化の可能性を探っていきます!
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2016年には最大315人も待機児童がおり、区長就任時に喫緊の課題として、その解消に努めました。2021年4月までに、新設36園と区立園2園(建て替え)待機児童数0を達成しました。今後は、保育の質の維持が大きなテーマです。学識経験者や園長経験者が各園を巡回指導に回る体制を整えています。
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来庁者0を目指して、できる限り申請の電子化を進めています。現時点で、行政手続き数は約2100種類あります。そのうち352種類のオンライン化を進めました。これにより申請・届出件数ベースでいうと約90%がオンラインでの手続きが可能となりました。
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渋谷区では、いわゆる子ども食堂を、食事だけの提供に留まらず世代間交流や居場所提供とより広義にとらえ事業を実施しています。恵比寿にある影丘の家がその本山的場所になります。現在109団体が登録しており、区内で活動をしています。コロナ禍で活動が以前より減ってきている現状ですが、今年度は登録団体の拡充と、各団体の活動の再活性化するように背中を押していきたいと考えています。
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ヤクルトスワローズ、FC東京、東京ヴェルディ、SHIBUYACITYFC、サンロッカーズ渋谷、アルバルク東京、TOKYODIMEなど各競技のプロが渋谷区に協力をしてくれる体制を作りました。試合への招待や、学校等への訪問、区の広報活動への協力など、更にタイアップの幅を広げていきます!
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都心である渋谷区は子ども達が自由に遊べる場所が少ない為、基本構想の健康スポーツの分野では渋谷区全体を15km²の運動場と見立て、スポーツ振興を考えていくことが規定されています。道路で遊べるどこでも運動場プロジェクトや水道道路で始まった、北渋1マイルなどを更に充実させていきます。
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区内の障がいのある人達と、渋谷で学ぶ学生との協働プロジェクトです。創られた文字や絵柄をフォントとして登録し、その使用料が作業所および、作業をした個人に還元される仕組みです。区職員の名刺や区内施設などで使用している他、民間企業と協働で渋谷土産を開発したり、ユニクロでのアパレル展開やタケオキクチのスーツの裏地で使用されたりと活用の幅が広がっています。グッドデザイン賞も受賞し、参加者にとっても背中を押してもらう受賞となりました。
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東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、特に区内で開催された競技団体とは大会前から様々な事業に取り組んできました。その縁を活かし、パラ競技の渋谷区長杯や、国際大会の誘致、選手の学校訪問、またボッチャなどは区民も参加できる大会を引き続き大会のレガシーとして継続して開催していきます。ボランティアの方々も引き続き活躍して頂いています。
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ふるさと納税を活用し、区内で活躍するNPOへの寄付を開始しました。予想を大きく上回る反響で、14団体に対して約1億2千万円の寄付が集まりました。こちらは、渋谷区としての歳入はほとんど無いのですが、地域のNPO活動がよりアクティブになっていくことが狙いです。
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自分の責任で自由に遊ぶをモットーにできたプレーパーク。はるのおがわプレーパークに引き続き、恵比寿南第1公園にプレーパークを増設いたしました。子ども達がどろんこになって夢中で遊ぶ姿は、明るい未来を感じさせてくれます。
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2019年に渋谷区スタートアップ推進室を立ち上げ、区内で実証実験を開始。50を超える実証プロジェクトを採択。シブヤスタートアップデックを立ち上げ、150を超える会員企業と、スタートアップ向けのサービスを開始し、現在24人の外国人起業家にスタートアップビザを付与しています。
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区民だけでなく、帰宅困難者となり得る来街者も対象とした防災フェス。また、区民を対象として避難所を会場に防災訓練等を行う防災キャラバンと棲み分けて、家族連れでも楽しみながら防災意識を高める実践的な避難訓練です。防災キャラバンでは、5箇所で計4815人の区民が参加。アンケートでは「防災意識が高まった」「自分が行く避難所のことが分かって良かった」など、前向きな感想が多く、成果を感じています。
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渋谷区役所では障がいのある方の就労意欲の向上と雇用促進を図るため、一般企業等へ就労に向けたステップアップとして、会計年度任用職員として雇用させて頂き、区役所内で実践的な業務を通じてのスキルアップを図っています。また、超短時間雇用という1日最短15分からの仕事を提案し、長時間の勤務が難しい方にも働く体験を提供してきました。今後は更にこういった事業を充実させていきます。
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渋谷区は終戦復興を通じて人口が増え始め、その状況に対応する為に、学校や区民施設などが一気に整備されたので、築60年70年といった建物が年を追うごとに増えてきます。当然、順次建て替えを進めていく訳ですが、学校などの大規模施設は渋谷区内の状況を鑑みると、仮校舎を建てる場所の確保は難しい問題でした。また、いつ起こるとも分からない大地震等を考えても避難所の確保という点からも喫緊の課題として捉え、3年前から検討会を立ち上げ議論してきました。まずは、未来の学校とはどうあるべきか?を追求し、渋谷区の子ども達に、これからの新しい学びの場(自らが主体的に考え行動する教育)を研究しています。更にこれからの学校は校庭、体育館、プール、音楽、図工など専科の教室は地域に開放する前提で設計し、地域の方々とも日頃から学校という、パブリックスペースを共有し、地域のコミュニティの核となる施設として学校を位置付けました。また、対象となる22校を建て直していくには、小中一貫校として生まれ変わる学校もあります。私も母校である原宿中が廃校となり外苑中と合併をしました。卒業生として寂しい思いもありましたが、もし今も原宿中を存続させていても、1学年1クラス10人くらいで全校で30人弱にも満たない学校になっていたと思います。卒業生の思いも大切ですが、次の世代、その次の世代の為と未来を考えて決断しました。先行する広尾中は老朽化の為、閉館している渋谷図書館を併設した中学として計画中です。区HPに未来の学校のイメージ動画をUPしました。是非、そちらもご覧ください!
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明治神宮は渋谷区の真ん中に位置し、その存在は文化的な側面だけではく、鎮守の杜と共に、現在も未来も多くの恩恵を渋谷区に与えてくれます。夏季に八王子方面から来る雷雲も森からの冷気で弱まることも観測されています。また、区民アンケートでは、区民が1番シティプライドを感じるのは明治神宮と代々木公園という結果も出ています。更に、明治神宮の参道である表参道は、和の文化である参道に洋風文化が混じり合い、世界に誇る道になっています。一方で、明治神宮の参道である西参道に目を向けると、少し参道感も乏しく、首都高速の下も殺風景で、文化を発信する道としては勿体無い印象です。そこで、渋谷区と協定を結んでいる日本将棋連盟と将棋文化の発信を中心に、地域コミュニティが集える施設及び参道整備を実施します。スタジオ、教室、カフェ、公園といった施設を駒テラス西参道として高架下を整備し、道路の舗装も参道感溢れる御影石で舗装します。すべての整備が終わったら、次は北参道の整備を考えるつもりです。
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京王沿線の笹塚、幡ヶ谷、初台というエリアは住民も多く、住民の皆様がこの都心でどうイキイキと暮らしていくかを重点的に考えてきました。開発というと面のイメージが強いと思われますが、このエリアを線で繋ぎ、エリア全体のクオリティライフを充実させていくことを目指しています。構想から5年経ちましたが、その間、地域でのワークショップを重ね、実験も繰り返しながら、コンセプトをFARM(農業、育む)とし、農園の整備だけでなく地域コミュニティを育む仕掛けを施していきます。また、子ども達の遊び場についても今よりももっと充実させ、子どもから高齢者まですべての世代が楽しみ育まれる、緑溢れる都市空間を整備します!
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いよいよこの夏にリニューアルオープンします!都会のオアシスとして、植物園の鑑賞機能は保持しつつ、水耕栽培等の屋内栽培機能を強化し、収穫体験なども出来るようになります。カフェ機能も充実し、自宅での栽培をサポートしたり、イベントなども積極的に行なっていきます。この還元施設ができた時の「緑のネットワークの拠点」というコンセプトをさらに強化します!
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現在、渋谷区の高齢者施設の整備は23区でもトップクラスです。今後は、学校と同様に老朽化している施設から順次建て替えとなるのですが、神宮前3丁目に新設予定の施設から、工夫をしながら特養全体のベッド数を減らすことなく、施設の更新を行い、最終的には現在よりもベッド数が増えるようにしていきます!
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現在、特別養護老人ホームの高い整備率やきめ細やかな認知症対策、さらに本東京都道である水道道路は、地域の方々にとって重要な生活道路ですが、都営アパートや区民施設、公園などの老朽化などの課題があります。龍円愛梨都議会議員が中心となって、都営の空きスペースの有効活用や、都営のリノベーションや建て替えの可能性についても、東京都と検討が始まっています。渋谷区としても、区施設の建て替えや地域住民のライフクオリティの向上を考えても重要なパブリックスペースと捉えています。今後、都ともしっかりと連携しながら、水道道路をもっともっと地域の方々にとってどうあるべきかを考え、その可能性をカタチにしていきたいです。
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路上飲酒や喫煙、落書きや路上でのスケートボードなどの対策として、人目につきやすく、広範囲の警戒が期待できるパトロール車(ハチパト)と徒歩によるパトロールを、365日24時間実施します。児童の登下校時の安全確保や犯罪防止などの効果も期待しています。徒歩パトロールは4名3組で、パトロール車は全てEV車になります。5台体制で常に3台以上が稼働する予定です。また、災害時にEV車は電源にもなるので、移動式の電源としての活用も想定し、外部給電機を搭載しています。
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日本で一番スタートアップが集まる街、渋谷区。都市からの評価を頂く機会が多くありました。NY受け入れ態勢の強化と課題とコンテンツがある渋谷には、世界の優れたスタートアップの技術や知見を集めることが出来ます。超高齢化社会を支援するエイジングテック、女性の健康課題を解決するフェムテック、都市防災機能を強化する防災テックなど課題解決型のスタートアップは渋谷の街づくりの大きな原動力になるはずです。2月に民間企業と立ち上げたアクセラ業務を担う(株)シブヤスタートアップスを中心に区としても積極的に支援していきます。
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日本の中で多様性を推進している街として、海外の都市からの評価を頂く機会が多くありました。NY市議会から表彰を受けたり、欧米、アジアの国々からの表敬訪問もありがたいことに毎月のようにあります。最近では、ハワイ州や来年国交150周年を迎えるペルーから友好都市といった申し出を受けました。例えば、「ハチポなどのポイント等の渋谷区民割でハワイに行けないか?」とか、「ペルーのオーガニックコットンを渋谷のファッション産業と繋げる」とか、「渋谷のIT企業とエンジニア育成の分野で協働できるのでは?」など交流のアイデアは膨らんでいます。是非、力を入れて取り組んでいきたいです。
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昨年90周年を迎えた渋谷区は、この間に時代に応じて、様々な課題にその都度、対応をしてまいりました。併せて道路も拡充されたり、生活者が集まるエリアと商業エリアが生まれたり街自体も大きく変化してきています。その結果、小中学校の学区、町会の境界線や住民のいない町会の存在、民生児童委員や見守りサポート、地域包括支援センターの担当エリアなどが重ならない事態も生じています。9年後の100周年を目標に、更に次の100年を見据え、この区割りの再整理の議論を始めたいと考えています。昔からの流れでここまで来ているので再整理は簡単ではないのですが、丁寧に地域の声を聞きながらこの議論を始めたいと考えています。
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好評を頂いているネウボラの拡充を検討していきます。もう少し近くにあったらというお声があるのは十分承知しています。恵比寿方面とササハタハツ方面にサテライトを整備したいと考えています。
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現在、中学校の部活支援を中心に行なっている「渋谷ユナイテッド」。この事業を部活支援から拡大し、地域に根差したスポーツクラブとして発展させていきます。例えば、すでに立ち上がっているフェンシング部やボッチャ部などは、小学生や大人にも門戸を広げ、活動を地域スポーツへと移行していく準備をしています。今後、学校の建て替えと連携しながら地域クラブ化を積極的に進め、都心でありながら区民がスポーツに親しめる環境を整備します。
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現在、区の行なっている屋上緑化助成を拡大させたいと考えています。個人宅でも受けられる様な制度を研究します。都心でありながら緑に恵まれている渋谷区の長所を更に伸ばしていきたいです。
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本来、給食費については、自治体ごとに差があるべきものでなく、国や都で広域に対応すべき課題と考えます。現在、渋谷区では就学援助等を受けているご家庭は、すでに給食費は無償になっています。また、給食費を無償にするよりも、充実したものにして欲しいとの声もあります。こういった渋谷区の現状を考えながら、渋谷区として対応を考えていきます。しかし、多くの区は無償なのに渋谷区は有償ということは避けるべきとも考えています。国や都に区長会を通して、広域で対応するべきと要望を上げていきつつ、状況を勘案して判断していく課題と考えています。
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玉川上水旧水路緑道における、子どもの遊び場についてですが、区議会定例会でも答弁した通り、公園機能についてはより強化拡大する方向で考えています。既製品の遊具だけではなく、手作り感のある遊具や、水遊びができる場所、林の中で隠れんぼ、おままごとができるスペースや、高齢者の健康増進に資する健康器具的なものを考えていきます。また、これからもご意見やアイデアを地域の皆さまからも頂きながら、設計を考えています。現状よりも更に公園機能が強化拡大されるので、ご安心ください!
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私としては家庭ゴミの有料化を進める考えはありません。家庭ゴミ処理については23区共同で実施しているので、渋谷区単独で実施することはありません。ただし、地球温暖化対策として、様々な対策を検討しなければならず、環境基本計画の中間見直し検討会からその有効性を検証すべきとの提言を受けたので、あらゆる温暖化対策を検討していくアイデアのひとつとして検証しますが、有料化については、渋谷区単独で出来ることではないのでご安心ください。
渋谷区を笑顔にするために
奔走する、無所属の仲間です!
ハセベケンの会では、長谷部健を支えていただくための個人献金を募っております。皆様からいただきます献金は、長谷部健の政治活動で大切に活用させていただきます。また、政治資金規正法にもとづいて、毎年ご報告をいたします。個人献金ご希望の方はこちらのフォームよりご連絡をお願いします。
長谷部 健(ハセベケン)のプロフィール
1972年3月渋谷区神宮前生まれ。
原宿おひさまの会→神宮前小学校→原宿中学校→佼成学園高等学校→専修大学商学部。
(株)博報堂退職後、ゴミ問題に関するNPO法人greenbirdを設立。原宿・表参道から始まり全国60カ所以上でゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を実施。2003年に渋谷区議に初当選。以降、3期連続トップ当選。
NPO法人greenbird理事長
渋谷区議会議員(無所属)
著書:シブヤミライ手帖(木楽舍)