2013年 3月定例会

○十番 長谷部 健 
こんにちは、長谷部 健です。無所属クラブを代表して、区長並びに教育委員長に御質問及び御提案をさせていただきます。
 まず、平成二十五年度予算についてですが、無所属クラブの要望をしっかりと取り入れていただき感謝申し上げるとともに、日ごろから堅実な行財政運営をされている桑原区長に、敬意を表させていただきます。
 予算案への賛否につきましては、基本賛成ではありますが、今定例会においてしっかりと審議した後に、正式に賛成表明ができたらと考えています。
 それでは、質問にまいります。
 まずは、国際観光文化都市渋谷の実現に向けてですが、二十五年度予算にも、国際都市交流や文化芸術事業の振興など、桑原区長の意気込みが反映されていると感じます。
 今現在でも、国際文化都市として渋谷区は日本の中ではトップの一つだと思います。実際、震災以降激減してしまった海外からの観光客も大分戻ってきました。でも、それは日本の中でトップであり、世界の中でトップかというと、残念ながらまだそうではありません。世界に誇る国際観光文化都市となるには、渋谷の世界戦略と、それを世界に発信するキーワードが必要と考えます。
 戦略とキーワードを考えるに当たり、幾つかのデータを紹介させてください。まずは、世界中で有名な「TIME」というメディアがあるのですが、その中で「TIME TRAVEL」という旅行者向けのコーナーで取り上げられたものです。
(パネル掲示)

○ 十番 長谷部 健 
この中で、外国人旅行者が、東京に来たときにやるべきこと十個の項目というのが「TIME」の中で挙げられています。それで、一つは築地市場、二つは両国国技館にて相撲観戦、三つ目、明治神宮、四つ目、代々木公園、五つ目、新宿御苑、六つ目、高層ビルからの眺め、七つ目、渋谷駅スクランブル交差点、八つ目、恵比寿での食事、九つ目、カラオケ、これは海外対応曲店でカラオケを歌う。十個目、大丸東京店、ここで着物とか浴衣の購入となっています。実は、十項目のうち、渋谷区にかかわる項目が四つ、カラオケと高層ビル、これを入れれば六つ、新宿御苑も、一部、渋谷区ですから、それを入れれば七つ、十項目のうち大半が渋谷区のエリアということになります。これによって、海外からの観光客にとって、渋谷区が、東京の中で最も注目されているエリアだと読み取ることができると思います。
 次に、Adobeという世界的なソフトウエアがあります。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本の十八歳以上の成人五千人に、昨年の三月、四月にオンライン調査したデータです。
(パネル掲示)

○ 十番 長谷部 健 
この中で、「クリエイティブな国は世界でどこか」ということをそれぞれの国の人に聞いています。この欄になるんですが、結果は、何と日本が三六%でトップなんです。二位はアメリカで二六%、次いでドイツの一二%、フランスの一一%、イギリスの九%、その他六%という結果です。
 ちなみに、このアンケートで、アメリカ人千人、アメリカ人だけに聞いたアンケートの結果も出ています。アメリカ人だけに聞いたのはこの下の欄になるんですが、これがまたおもしろくて、アメリカ人に聞くと、一位、アメリカ、四八%、二位、東京、三四%、三位が、ドイツとフランス、それぞれ五%、五位、イギリスが一%、その他八%です。アメリカ人は、アメリカが、一番クリエーティブというふうに考えていることが読み取れます。
 そんなアメリカ人に、今度は、国ではなく「一番クリエイティブな都市はどこか」、そういう問いの結果が出ています。その結果が、これまた驚きで、一位が東京で二八%、二位がニューヨークで二七%、三位、サンフランシスコとパリがそれぞれ一一%、五位がロスで九%、六位、ベルリンで二%、その他で一〇%です。つまり、自分の国が一番クリエイティブと思っているアメリカ人も、一番クリエイティブな都市はどこかというふうに聞くと、東京が一番なんです。
 ただ、残念ながら、日本人の意識についてのデータは載っていないのですが、僕ら日本人が一番クリエイティブだと思っている日本人は少ないと感じます。ですので、日本は最もクリエイティブな国だと思われているのに、自らをクリエイティブだと考えている人が少ないのではないかということが、これで読み取れると思います。
 次に、イギリスのメディアでBBCというのがあるんですが、そこが昨年発表したアンケートの調査のデータです。「世界によい影響を与えている国はどこか」という問いについての回答です。何とその評価は日本が一番高いんです。一番上にあるのが日本で、紺色のほうの棒が、いい影響を与える、ポジティブな影響を与えている、このオレンジのがネガティブな影響を与えている。日本は、一番、五八%ポジティブ、二一%ネガティブ、どっちでもというのがあるのですが、その下に続いているのが、ドイツ、カナダ、イギリス、チャイナ、ここまでがずっと五〇%超えです。例えば低いのは、イランとかは一六%ポジティブで五五%ネガティブとか、そういう結果になっています。
 これを各国別に読み取るとどうなんだというのもありました。日本についてどうかというのを聞いています。アメリカ、カナダ、ブラジル、チリ、バーッとあるんですが、ほとんど日本はいい影響を与えていると、多いところでは、七〇%、八〇%以上、いい影響を与えるというふうに答えています。ただ、残念なことに、下に日本に対してネガティブが強いところがあるんですが、韓国と中国からの評価は、実はちょっと低いです。これについては、やはりさらに国際観光文化都市として発展していくためには、中国と韓国についての対策も考えていく必要があるだろうということが読み取れると思います。
 海外の観光客が、東京で最も行ってみたいと思うエリアが渋谷区で、その東京という都市は、世界で最もクリエイティブな都市だと思われていて、世界によい影響を与えている国と評価されているということが事実であるということがわかります。渋谷区が世界に国際観光文化都市として発信していくには、強みであるクリエイティブさを武器にするべきなのと、僕らがクリエイティブなのだと自覚できるようになるための戦略が必要と考えます。
 次に、国際観光文化都市渋谷の課題ということを考えてみました。
 まず、実際に東京にいる外国人たちにインタビューした結果をお伝えします。東京大学の大学院で、都市計画ランドスケープを研究する留学生たちのコメントを紹介します。東京、いいねという部分では、「地震後の日本人の振る舞いに感動した」「全てがシステマチック」「日本人はクリエイティブ、高い文化の質」ということ、東京のここがだめだね、よくないねという部分では、「バリエーションや改善は上手だけど、新しいものはだめ」「生活のリズムが早い、通勤電車がストレス」「アクセシビリティー、オープンさが課題」とのこと、次に某大手電機メーカーのスカラシップ留学生たち、これは都内の理工系の大学に留学している東アジア系の外国人たちに聞きました。東京でいいねというところは、「最先端技術がある」「母国に比べてチャンスが多い」「日本人は優しい、人がいい」、ここがだめだねという点では、「日本で働くには日本語を学ぶ必要がある」「日本企業独特のチームワーク、働き方が苦手」、意外にこれが多かったんですが、「敷金・礼金に困惑」「ATMが使いにくい」とのこと、このほかにも青山にあるクリエーターズオフィスで働く外国人たちとスペイン人建築家の話です。「東京は魅力的な街」「東京は世界一複雑な街」「計画性がなく発展した街に見えるが、一方で自由にどんどん変わっていく」「がやがやして有機的」「人が生き生きしている」という意見もありました。
 例えば、日本橋のところに、今、高速道路がかかってしまっていて、僕ら的にはそれが少し問題視されている、日本人では言われているんですが、実は、外人から見ると、そういう自由に発展していく姿は、かなり驚きで、おもしろいと、むしろそこは観光名所になっていて、カラー写真を撮っていたりしています。僕らが観光資源だと思っているものとか含めて、僕らが気づかないことを海外の人たちは、おもしろいと評価していることが、多々あることがわかりました。
 また、長者番付で有名なForbesのデータです。世界の友好的な国ランキングというのがありました。
(パネル掲示)
○ 十番 長谷部 健 
これは、世界の友好的ランキングで、ずっと二〇一二年と二〇一〇年の調査が出ているんですけれども、実は、日本はランク外ということです。ちなみに、友好的の定義は、地元の人がフレンドリーかどうかという基準のほか、外国人が地元に溶け込みやすいかどうかという点で評価しているとのこと。クリエイティブだとか、そういう意味では評価が高いんですが、友好的かというところで言うと、やはり島国というところも影響するんでしょうか、なかなか評価がされていない、実際ランキング外というのが現状でした。
 あと、以前からの課題として、渋谷のまちづくりでは、五十年前から「高低差」であることが挙げられています。
(パネル掲示)
○ 十番 長谷部 健 
これは、この間の日経BP社から出ていた渋谷を特集した雑誌だったんですが、そこに出ていた記事です。一九六六年に、渋谷再開発協議会、これは約五十年ぐらい前ですね、そこから出された渋谷再開発計画66、これは、当時のそうそうたる建築家たちによって、この高低差の課題を解決するために、駅周辺をデッキや地下でつなげるほか、上下方向に人の流れを促す仕掛けを提案しています。この考え方は、今の渋谷のまちづくりの礎になっていると言っても過言ではないと感じます。さらに、近年の課題としては、一応もう皆さん、御存じ、あえてデータも出すまでもないんですが、渋谷が若者ばかり来る、そういった課題もあります。街が低年齢化することに対し、東急を中心に、大人のまち化を促進しているというのが現状です。
 これまで述べたことを整理すると、渋谷区エリアの魅力は、クリエイティブであり、世界から評価を受けている。世界的に見て、魅力的な観光資源を持っている。多くの人が行き交い、生き生きとしている。実際に接してみると、人は優しい。
 渋谷区エリアの現状としては、自分自身がクリエイティブであることに気づいていない。日本には、独自の習慣があり、生活するには不便である。外国人から見てという視点です。全体としては、友好的な印象を与えられていない。街を往来するには、困難な要素がある。これは谷の地形ということですね。街に来る世代に隔たりがある。これは若者ばかりが多いということです。
 これをさらに整理すると、渋谷の課題としては、マクロでは、「魅力を国際的に発信し切れていない」。ミクロでは、「既に多様な魅力のある人が、互いにコミュニケーションがとり切れていない」ということになるかと思います。
 これらを解決するに、若者だけでなく、国籍、年齢、性別、ハンディキャップなどの壁を超え、多様な人々が集い、まざり合える渋谷を目指すべきで、渋谷の世界戦略には、「ダイバーシティー的要素」が必要となってきます。ダイバーシティーとは、簡単に言うと、「多様性を認め合う社会」ということです。これは、まちづくりであると同時に人づくりでもあります。実際に、どのような人を渋谷から輩出していくべきかというと、具体的に幾つか考えてみました。
 一つは、声をかけ合える人、困っている人を見かけたときに声がけをし、自分自身が困ったときに、周りの人に気軽に声をかけられることで、誰もが渋谷で過ごしやすくなるはずです。
 もう一つ目は、街を愛することができる人、渋谷や地元コミュニティを愛して、渋谷に誇りを持つ人、こういった人が、渋谷を育て、渋谷を発信していくことにつながります。
 次に、未来を語ることができる人、人の揚げ足ばかりとることをせずに、ポジティブに物事を捉え、未来を語る人同士がつながると、渋谷の課題をともに解決し、よい未来に進んでいくと思います。
 などなど、こういった人々、これを言いかえるとシブヤピープル、そのシブヤピープルを輩出するために、寛容性のある渋谷を世界にどう発信していくか、そのために、場づくりとともに人づくりが必要です。それには、僕らにある意識のバリアを破る必要があります。そこから行き着いたキーワードがピープルデザインです。この概念と似たデザイン呼称で、「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」という概念がありますが、これらは、同時に障害者向けの機能を重んじることで、ファッション性を犠牲にする場合があります。ピープルデザインは、ファッション性を重視し、機能性を兼ね備えているデザインのことを言います。ファッションの街渋谷にはぴったりです。
 ちなみに、この言葉を提唱し始めたのは、渋谷のファッション業界で働き、自身も障害児を育てている須藤シンジ氏です。二〇一一年三月の定例会でも紹介しました。最近では、新たなマーケティングキーワードとして、テレビ、新聞、雑誌、ネット、ヤフー辞書までが取り上げ始め、昨年からはオランダのデルフト工科大学では、ピープルデザインをテーマにした授業がスタートしています。日本では、慶應大学、牛島ゼミにてピープルデザイン研究室が立ち上がっています。
 この言葉の定義は三つあります。一つ目、第三者への配慮・共存・共生への気づきがある。二つ目、ハンディを解決する機能やサービスがある。三つ目、ファッション・インテリアデザインとして洗練されている。この三つのうち二つ以上を満たすものとなっています。渋谷区が世界に発信するキーワードとしては最適と考えます。
 国際文化都市渋谷を実現するために、世界戦略としてダイバーシティー的なまちづくりをし、そのキーワードとしてピープルデザインを採用し、ピープルデザイン的施策を実施していく、これから再整備される渋谷の駅周辺事業にもこの考え方がフィットすると思います。この考えを実践していく心づもりになってきたでしょうか、区長の御所見をお伺いします。
 ちなみに、昨年の六月定例会で提案したLGBT(レスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のパートナー証明書の発行などは、まさにピープルデザイン的な政策の一つです。
 次の質問に移ります。
 以前、同じ無所属クラブの薬丸議員から提案のあった渋谷区のPRキャラクターについてです。いよいよ、そのキャラクターのお披露目が近づいてきたと伺いました。どんなキャラクターになるのか楽しみにしています。今日は、そのキャラクターの今後の活用の仕方についてお伺いします。
 まずは、提案なのですが、キャラクターをハチ公バスで採用してはいかがでしょうか。全てのハチ公バスを変えるということが難しければ、数台、新キャラクター号を走らせたりしてはよいかと思います。日常的に多くの人の目にそのキャラクターが触れるということは、キャラクターをはやらす上では非常に重要なことです。また、せっかく選定アドバイザーに、「きゃりーぱみゅぱみゅさん」がいるのですから、そのキャラクターで曲をつくってもらったらいかがでしょうか。彼女なら、その曲で振りつけたダンスもできるでしょうし、そのダンスが、区内の保育園、幼稚園、小学校の運動会で踊られるようになるかもしれません。また、区内の駅の発車ベルにその曲を採用してもらったりと、汎用性はかなり広がると予想できます。また、そのキャラクターで絵本をつくってもいいでしょう。そこには、先ほどのピープルデザイン的要素を反映させ、障害者に偏見を持たないようなストーリーにするとかもいいでしょう。そうやって流行を仕掛けることは、渋谷区だから、渋谷区じゃなければできないやり方です。はやり出せば、国内外を問わず、これだけの観光客が来る渋谷区に、初めて名物と言えるお土産ができるでしょう。
 そうなると、心配事も出てきます。商標権についてです。多分ですが、国内の商標に対する準備はされていると思います。しかし、昨今では、特に中国なのですが、「これは、はやるかも」というものについて、中国国内で全く関係のない人が商標を取得してしまい、それを中国で販売するときに、ロイヤリティーを請求してくるという、法のすき間をついたモラルのかけらもない、ビジネスとは言いたくないビジネスを仕掛けてくるやからがいるそうです。そこについてもケアをしておく必要があるかと感じます。このPRキャラクターのはやらせ方のアイデアと商標に関する課題について、区長の御所見をお伺いします。
 次に、街路灯についてのアイデアです。
 東京都の街路灯LED化事業についてです。渋谷区も同様に補助をしていますが、どうせなら渋谷・原宿かいわいの街路灯をショーケースつきのものにしてみてはいかがかという提案です。
(パネル掲示)
○ 十番 長谷部 健 
ちょっと模型をつくってみました。
 具体的には、街路灯の人の目線に当たる部分を、このあたりですね、これをショーケースにして、街をミュージアムにするという考え方です。オリンピックが決まれば、選手のシューズが展示されたり、これはちょっと見にくいですか、選手の靴が入っていたりします。靴が展示されたり、区内の子どもたちの作品が展示されたり、渋谷川の思い出が展示されたり、ピープルデザイン的には、障害者アートが展示されたりと、その活用は多岐にわたると考えます。さらに、ピープルデザイン的には、このショーケースのメンテナンスを区内の福祉作業所で請け負うスキームがつくれたらすばらしいと思います。そのためには、時々スポンサーをとることが必要です。例えば、携帯電話や飲料メーカーが商品を置きたくなるようなメディアだと言えるでしょう。そうすれば、その収益を福祉作業所とまちづくりの資金とできるのです。屋外広告物規制条例の兼ね合いもありますが、街頭フラッグのように渋谷区ルールをつくれれば可能かと思います。実際に、これをまちに置いた場合、落書きされたりとか、いたずらされたりする可能性があると思うので、その福祉作業所の人たちがパトロールをする。そうすると、まちに普通に障害を持つ方たちもあふれますので、まざり合っているというのがまちの風景として自然にできてくる、そういうきっかけにもなると考えています。区長の御所見をお伺いします。
 続いて、以前に提案した隣人祭りですが、区長にも、御理解と評価をいただき、原宿二丁目町会で実践してみたりと取り組んできました。その効果はあると実感するものであります。
 くどくどとは言いません。是非、渋谷区隣人祭りの日を制定していただけないでしょうか。近所の人と年に一回簡単なパーティーをする、その日が制定されれば、誘いやすくもなるし、広がっていく仕掛けもいろいろとつくれます。もし隣人祭りという名前がひっかかるのであれば、渋谷区近所の日というのでもよいでしょう。各商店街と連携すれば、隣人祭りフェア的なものも可能で、商店街の活性化や売り上げアップにつながると考えます。ちなみに、これも、国籍、性別、年齢、ハンディキャップを越えたピープルデザイン的政策と言えるでしょう。区長の御所見をお伺いします。
 次に、原宿の名所についてです。表参道と明治通りの交差点にある原宿表参道東急プラザの前の広場についてです。
 以前はGAPがあった場所で、そのときは、店舗の前が階段になっていて、待ち合わせ場所としても有名なポイントでした。ですが、もう一つ実は大きな役割を担っている場所でもあったのです。それは、多くのファッション雑誌が読者モデルを撮影するポイントでもありました。さらに、その雑誌を読んで、そこで撮影をする観光客も、国内外を問わず大勢いてにぎわっていました。そこで、御提案です。渋谷と原宿を結ぶ動線上であり、公園としての機能がフル活用されているようには見えない神宮通り公園を撮影の人気スポットにしてはいかがでしょうか。大金をかけて改装するということではなく、出版社やファッションカメラマンと相談して、よい構図がつくりやすい公園デザインをするということであります。もし税金を使ってやるということが難しいということであれば、複数の出版社に協力を依頼したりして、改装費の負担を一部請け負ってもらうことをかけ合ってもよいと思います。渋谷のファッションを国内だけではなく世界に発信し、その撮影の中心スポットを渋谷区が所有する、まさに国際観光文化都市渋谷ならではの公園です。いかがでしょうか、区長の御所見を伺います。
 続いて、富山臨海学園の有効活用についてです。
 僕も小学校のときに臨海学園での楽しい思い出があります。都心で暮らす僕らにとって、海という大自然に触れる数少ない機会でしたから、非常に有意義な施設であると実感しています。最近、富山町の隣にある鋸南町では、以前は、千代田区が使用していた施設を活用して、学生、社会人を問わず、合宿のできる施設としてリニューアルしました。鋸南町には、グラウンドや体育館も整備され、サッカー、野球などの球技や、陸上や水泳など、多くの選手たちが合宿をする場所となり、その施設も予約がなかなか困難な状況だそうです。であれば、そこから車で十分ぐらいしか離れていない富山臨海学園も、そのニーズの受け皿になり得ると考えます。渋谷区の小学生が使用していない期間、十一カ月間を合宿所として運営してはいかがでしょうか。しかも、渋谷区民以外からは、それなりの宿泊費をいただきながら運営できればと思います。施設の維持管理費の軽減もしくは利益が生まれる構造がつくれると思います。ただ、この構造をつくるには、現状の条例を変更する必要がどうしてもあります。今の条例内でつくれないかとあれこれと考えてみましたが、どうしても難しいのです。条例改正も踏まえた上で、富山臨海学園の有効活用を考えていただけないでしょうか。これがうまくいけば、新島青少年センターや山中高原学園にも応用でき、区財政に貢献できる施設となると考えます。区長の御所見をお伺いします。
 最後に、コミュニティスクールの今後の展開についてお伺いします。
 来年度から、松濤中学でついに教員の人事についてもある程度の発言権を持てる形でのコミュニティスクールが実現すると伺いました。大変にすばらしいことと思います。コミュニティスクールを推進したい議員の一人として、「やっとここまで来た」という思いです。是非よい成功事例になればと思うとともに、「協力は惜しみません」とここで宣言しておきます。もちろん無所属クラブには、松濤中学校同窓会会長の伊藤毅志議員もいるので心強いですよ。
 さらに、今後については、この形でコミュニティスクールが小学校で実施されることを願っています。小学校は、六年間あるので、中学よりは在籍期間が長いので、PTAのかかわりが、より深くなる傾向があります。兄弟姉妹がいれば、十年超、PTAとしてその小学校にかかわる方もいます。先生よりも学校に長くかかわるわけです。現在、恵比寿地区で二つの小学校がコミュニティスクールとなっていますが、こちらは、まだ学校運営協議会の権限も制限され、真のコミュニティスクールと呼ぶにはちょっと疑問が残ります。この二つの小学校が、より進んだ形のコミュニティスクールになることも望みますが、僕は、神宮前小学校がコミュニティスクール化することを提案します。御存じのとおり、神宮前小学校は、国際交流学級と併設されてからは、入学希望者が増え続け、ついには来年度から二クラスになる可能性があると伺いました。多くの人がこの特色ある国際交流学級のある神宮前小学校を選んできたわけですから、この国際交流学級とのより深いかかわりを望んでいるはずだし、わが子に国際人としてその名に恥じない大人になってほしいと思っている人が多いはずです。また、この神宮前エリアには、外国人居住者も多い一方、明治神宮という日本の伝統文化を守り続ける聖地の一つもあります。さらには、個性あふれる物すごいパワーを持った方々が大勢います。原宿表参道ピープルの代表的な存在でもいらっしゃる山本教育委員長も、このことは強く実感されていると思います。つまりは、この地元のパワーをもっと小学校に投入できる環境にあって、日本の伝統文化と国際文化をバランスよく感じることができ、国際観光文化都市渋谷の実現に大きく寄与する学校となり得るということです。ちなみに、外国人と交流している神宮前小学校は、既にピープルデザイン的小学校とも言えます。是非、一度、教育委員会で神宮前小学校のコミュニティスクール化を御協議いただけないでしょうか、山本教育委員長の御所見をお伺いいたします。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○ 区長 桑原敏武 
無所属クラブの長谷部 健議員の代表質問に順次お答えをさせていただきたいと存じます。
 議員のこの世界戦略、一つ一つ、その言葉はわかりやすく、そしてまた説得力のある言葉であると思いました。渋谷を分析されるのに、TIMEやAdobe、BBC、Forbesなどのデータを縦横に駆使されて、渋谷の魅力は、クリエイティブ、魅力ある観光資源のあるところ、人々が通い活力の持つ地域だと、そのように把握をされたところでございます。
 しかし、その魅力は生かし切っていないのではないかというような御指摘だったと思います。この自分自身が、クリエイティブに気がついていない地域、独自の習慣にこもる方向がある、あるいは友好的な印象を持ち得ないところも持っているし、まちを往来するのに様々な困難がある、このような指摘をされたところでございます。
 そこで、これらの課題の解決のために、国籍や性差、ハンディキャップを超えて、声をかけ合える関係にしたらどうだということでございましたし、渋谷のまちに誇りを持って、まちを愛するようになることだ、このようにもおっしゃいましたし、さらには文化の創造のために未来を語ることのできる、そういう人間にならなくてはならないんだと、このようにおっしゃったと思います。そして、そのためには、この渋谷区民そのものが、場づくりとともに、人づくり、意識を変えていかなくてはならないんだ、そういう論法だったと思います。そのために、それはダイバーシティーで多様な人間を受け入れる都市に相ならなくてはならないし、一方では、人づくり、ピープルデザインである、このようにも主張されたところでございます。
 具体的には、第三者への配慮、共存、共生への築き、あるいはハンディを解決する機能やサービス、助け合う環境を言われたんだと思いますけれども、助け合う関係をつくっていくこと、あるいはファッション、インテリアデザインとして洗練されていく、そういうふうにならなくてはならないんだ、このように思いました。
 このお話は、先ほども申し上げましたように、わかりやすく説得力がある。私は、最初は渋谷の文化論ないしは都市文化のマネジメントについてお考えになっているのかなというふうに思って、何回も読み直したわけでございますけれども、そのかなめは、人間学を基礎としたまちづくりの主張だ、このようなことに気づいたわけでございます。
 そのように言われますと、そのことについては、十八世紀の哲学者、デイヴッド・ヒュームが、人間とは何か、何を求める存在かという人間学、これが全ての学問には問われているんだというようなことをおっしゃっていらっしゃいましたし、このアダム・スミスが、道徳感情論と国富論の中で、道徳感情論の中心概念として、同感というものをお持ちになられて、そしてそれは、人の喜びや悲しみ、怒りなど、他人の感情を自分の心に写し取る人間の能力があると、このように言われております。その同感こそが、富や地位を求めようとする人の野心を制御して、社会秩序と繁栄につながっている、このようなことをおっしゃっておりました。このトクヴィルのアメリカンデモクラシーも、そういう人間洞察の上に立った民主主義制度の展開であったと、このように思っております。
 長々と私、申し上げているんですが、もう一つ、その中で思っておりますのが、カントという哲学者がいらっしゃいましたけれども、永遠、平和のためにという著作の中において、「各国は、世界市民法、地球に住む全ての個人は、国境を越えて、互いに交際を申し出る権利を持つとする法を受け入れて、永久平和の国を目指すべきだ」このようなことをおっしゃっているわけでございます。今日におけるグローバル社会においては、カント的平和は、世界がこれを課題としなくてはならない、そういう時代であるんだと、このように思っております。
 そんなように考えてまいりますと、長谷部議員の主張は、これら世紀の学者の主張にも近いお話をされていらっしゃって、人間の深い洞察の上に立ってこれらの主張をされていらっしゃる、そのキーワードとなるものは、私なりに考えてみますと、一つは、人と人とが、つながりのある、つながりの持てる社会にしていくこと。一つには、地域の郷土愛を持って、誇りを持って生きていくこと。そのようなことを主張されているんじゃないか、このように私は思いました。そのことを考えますと、一度そのような方が、渋谷区内に、須藤シンジさんですか、いらっしゃるわけでございますけれども、一回会ってまた聞いてみたいな、このようなことを感じた次第でございます。これが、具体的に、このことは、心の問題でございますから、人間としてのあり方の問題でございますから、直ちに世界戦略と言えるかどうかはわかりませんけれども、そのことについて、また一層私も考えていく人間になりたい、このように思っております。
 その延長の中にあったのが隣人祭りではなかったか、このように思っております。しかし、私は、そのときに、この隣人祭りというのは外国の発想ではないか、そのようなことを思いました。確かにキリスト教文明は、人と神とを結びつけるけれども、人と人とは結びつける、そういう社会的な関係は持ち得ない。そうであってみると、この人と人とを結びつける隣人祭りというのは、社会的にまた違った意味を持ってくるんじゃないかと、このように思っております。しかし、日本には日本の文化がある。そこで、餅つきもあれば、あるいは盆踊りもあれば、先ほど言われました「原宿の丘」の祭りもあり、あるいは「くみんの広場」がある。それで、なぜいけないんだろうと、そのようなことを思った次第です。隣人祭りの日を設けてほしいと、こういうようなお話でございましたけれども、そういうものを設けることについて、果たして区民が理解するだろうか、そのことについても考え合わせなくてはいけないんじゃないかと、このように思っている次第でございます。どうしてもと言うんでしたら、それこそそういう理解を得られる区民の方々から請願としてお出しになられたらどうだろう、そのようにさえ思った次第でございます。
 次に、PRキャラについてでございますけれども、このことについては、総務部長がよくよくこのことについて考えておりますので、そちらの御答弁を聞いていただきたいなというふうに思っております。
 次に、街路ミュージアムのことでございますけれども、発想としてはおもしろいな、このように思いますし、渋谷では、ストリートファニチャーとして、いろいろなミニアチュール、デザインアートのいろいろなものを道に置いたことはあるんです。恐らくそういうことにもつながっていくのかと、このように思いますけれども、これには道路占用許可基準等々のかかわりがありますので、所管の部長のほうから説明をさせます。
 次に、隣人祭りについては、先ほどのような考え方ですけれども、区民部長は区民部長で考えておりますので、そちらのほうからまた答弁をさせたいと思っております。
 撮影公園でございますけれども、発想は、このファッションのまちにふさわしい公園としてこれを活用したらどうだということであったと思いますけれども、これも難しい課題がありますけれども、土木清掃部長のほうから御説明をさせていただきたいと思っております。
 私のほうには、最後に富山臨海学園のことについて、この休館期といいましょうか、そういうときの活用についてお話があったと思います。
 確かに、これを有効活用して、スポーツ振興や体力増強につながるということは大変意義のある話ではないかな、こういうふうに思いますけれども、この富山臨海学園というのは、教育委員会でもこれを活用して有効に利用しているということがございます。さらには、そのものが公の施設として区民以外の団体の合宿等に使わせるということはなかなか難しい制約条件もあろうかと、このように思っております。この区民福祉の役割を担う自治体としては、さらに御提言の趣旨は、さらにさらに検討する必要があろうかと、このように思っておりますので、またそのことについて今後の宿題にさせていただきたい、このように思います。
 私からは、以上、答弁といたします。

○議長 前田和茂 千葉総務部長。
○総務部長 千葉博康 私からは、PRキャラクターについてお答えさせていただきます。
 PRキャラクターにつきましては、昨日の浜田浩樹議員の御質問にもお答えしたところでもございますけれども、このたび、デザイン、名称について決定したところでございます。
 今後の活用の仕方、どうはやらせていくかでありますけれども、まずいかにデビューさせるか、その点が非常に肝要ではないかというふうに考えております。今月中に、区民の皆様に向けまして、区ニュース、ホームページで発表していくとともに、マスコミ等にも発信して、全国の方々に周知していきたいなというふうに思っております。また、多くの区民の方々にもお会いできる機会を捉えまして、着ぐるみでありますとか、あるいは縫いぐるみ、そういったものを披露させていただきたいなというふうに思っております。
 今後の活用の方法についてでございますけれども、御質問の中で何点か具体的な御提案をいただいたところでございます。その点も踏まえまして、縫いぐるみ、あるいは着ぐるみによるお披露目だけではなくて、海外をも視野に入れて、様々なアプローチを通じ、知名度のアップを図っていきたいなというふうに考えております。そうした様々なアイデアによりまして、区民の皆様を初め多くの皆様に愛され、いろいろな場面で活用できる汎用性の高いキャラクターとして活用させていただきたいというふうに考えております。
 また、キャラクターの商標に関する課題についてもございました。
 このPRキャラクターにつきましては、今後の活用方法の一つとして、キャラクターグッズ、こういったものを作成することも視野に入れております。そこで、特許庁に商標の出願をする手続を進めているところでもございます。
 議員御指摘の点、商標登録をして、商標権を取得したとしても、その効力が、国内にしか及ばないということがございます。そのため、外国で事業を行おうとした場合、御指摘のようなトラブルを避けるには、各国ごとに権利を取得したり、同一の商標登録の有無、これについて調査する必要がございます。そういったことから、財政上の負担も生じてくることがあるわけでございます。そのような課題がございますので、この点につきましては、今後のPRキャラクターの活用方法を検討する中で、弁護士あるいは弁理士さんと相談しながら、これらの対応を考えていきたいというふうに考えています。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長 前田和茂 柴田区民部長。
○区民部長 柴田春喜 隣人祭りの日の制定というお話でございます。
 議員からもお話がありましたように、原宿二丁目では、四年前から、近所の顔が見える交流として、ケアコミュニティ原宿の丘で、食事をしながら、気軽な交流を図る隣人祭りを実施し、部屋に閉じこもりがちなひとり暮らしの高齢者に参加を促し好評であったと、このように聞いておるところです。
 そのほかにも、区民住宅のアクティブ新橋の若い世代の入居者が、町会の催し物への参加を通じて、地域コミュニティ活動を行っていると、この例や、欧米の季節行事であるハロウィンを地域で行い、子どもを介した地域コミュニティ活動を行っている例もありまして、隣人祭りの理念を持った活動は各地域で様々な形で行われていると、このように考えております。
 こうした触れ合いを通じて、地域住民の地域のつながりを深めることは、地域のコミュニティの活性化、そして地域防災力の強化にもつながるものです。このような活動は、地域の中で、時間をかけて自然と、また自律的に築き上げられていくものだというふうに考えておりまして、行政が一律にこれを規定していくべきものではないと、このように考えております。
 以上でございます。

○議長 前田和茂 日置土木清掃部長。
○土木清掃部長 日置康正 私から、街路灯ミュージアムと撮影公園の二点の御質問にお答えをいたします。
 まず、街路灯の目線、人の目線に当たる部分をショーケースにして、まちをミュージアムにしてはどうかとのお尋ねでございます。
 街路灯に装飾物及び広告物等を添加する場合は、道路占用許可基準及び道路占用物件配置基準並びに東京都屋外広告物条例等の規定に適合する必要がございます。また、街路灯フラッグと異なりまして、街路灯の目線の高さにショーケースを設置することは、安全で円滑な道路交通の確保の面から、また展示物に対する盗難、いたずら等の危惧もあり、慎重な対応が必要であります。仮に、道路通行上支障のない高い位置に設置した場合でも、強度などの問題や、ケースの破損等に伴う展示物の落下などの危険があるとともに、本来の街路灯としての照明機能への影響など、多くの課題もございます。御提案の内容は、まちを活性化する新しい視点であると考えますが、これを具体化することは困難であると、このように考えているところでございます。
 次に、神宮通り公園を改修して渋谷区の撮影の人気スポットとし、国際文化都市渋谷ならではの公園にできないかとのお尋ねでございます。
 公園は、都市の景観形成、防災、地域の交流、緑の確保等の機能を持ち、豊かな地域に資する都市の根幹的な施設でございます。議員の御提言にございました神宮通り公園を渋谷のファッション、これを世界に向けた情報発信スポットとすることにつきましては、斬新なアイデアであり、貴重な御提言、このように受けとめております。しかしながら、公園は区民の憩いの場でなくてはならない、こうしたことから、まずは御意見として受けとめさせていただきたいと存じます。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長 前田和茂 山本教育委員会委員長。
○教育委員会委員長 山本正旺 長谷部議員の御質問にお答えしたいと思います。
 実は、一番の質問に答えたいなと思っていたんですが、それは区長がお答えになりました。
 私への質問、コミュニティスクールの展望についてのお尋ねと、特に神宮前小学校をコミュニティスクール化したらどうかという御提案でございます。
 このコミュニティという、これは英語なんですが、皆さん、それぞれ持たれているイメージが違うんではないかなと、ですから、これは日本語でどういうかというと、これは利害などをともにする団体、それは、国家であり都市であり町村、学校も入っています。それから、同種の宗教ですね、同業、私は石油商業組合に加盟していますが、そういう団体、それから共同生活体というですね、それから公衆、社会、共有、共用、これはコミュニティでもってイデオロギーにもつながっていくわけなんですが、これは、広義の意味では、既に公立学校はコミュニティスクールなんですね。ですから、お互いの、長谷部議員がお持ちになっているイメージと、私が持っているイメージ、それから教育委員会全体が持っているイメージというのは若干ずれがあるんではないかなと危惧しています。したがって、今、申し上げた広義の意味での公立学校、コミュニティスクール、それをひとつある部分統一していただきたいな、それで私の答弁をお聞きいただきたいと思うんですが、既に公立学校はコミュニティスクールだと、これは、税金によって、税金で運営されているわけですから、誰のものでもない納税者のものであると、その力によって運営されているわけであります。しかしながら、激変している世界の情勢の中で、今までのままでいいのかと、これは、誰しもが懸念を持つ点ではないかと思うんですが、将来に対するための現状改革をしていかなければいけないというふうには思います。つまり、新しいタイプのコミュニティスクールへの移行という意味で検討を今後するべきはないか、そこもひとつ統一見解をお持ちいただきたいなと思うんですが、現状の渋谷区教育委員会が行ってまいりましたコミュニティスクール化への対応を御説明したいと思いますが、私どもが担う義務教育の責任は、国際社会の中で自立した個人としてたくましく生き抜いていくための力を全ての子どもに育成することであります。文化、政治、経済、科学、技術などのあらゆる面において、これからの社会のあり方、それを担う人材によって決定されるものであります。それぞれの分野で、存分に活躍できる基盤を、義務教育を通じて養うことが必要であると考えております。
 このことを実現するためには、子どもたちが学ぶ学校の力を強化するということは極めて重要であります。しばらく教育委員会では、このような考え方に基づき、学校教育の充実を図る方策の一つとして、昨年四月から長谷戸小学校と猿楽小学校に学校支援本部を設置し、渋谷型コミュニティスクールとしての活動を進めてまいりました。試行期間を含めて約一年半が経過しましたが、徐々に活動が組織化され、多くの地域の方々の支援を得ながら、教育活動の充実が図られているとの報告を受けております。また、本年二月の教育委員会において、学校運営協議会を設置するための教育委員会規則を制定し、松濤中学を文部科学省型のコミュニティスクールに指定いたしました。学校運営協議会制度を活用することによって、現在、公立の小中学校に勤務する教員の中から、先ほども質問中にありました教員を公募することが可能になります。これは大変大きな意味があります。松濤中学校での教育に強い意欲を持つ教員を確保することで、教育活動の継続と一層の充実を図ってまいりたいと思います。
 恵比寿地区の渋谷型コミュニティスクール、松濤中学校、いずれも地域と学校がコミュニティスクールになることに魅力を感じ、地域とともにある学校づくりを進めたいと考えております。これは教育委員会が指定したものであります。
 お尋ねの神宮前小学校についてでございますが、これは、私の本社ビルの二軒隣に神宮前小学校があるんですが、これまでも、十数年前からですかね、私が表参道けやき会の理事長をやっていたときに、長谷部議員も青年部会に所属していろいろなお手伝いをいただいたんですが、清掃活動をスタートさせまして、昼食の後に二十分だけ外に出てまちを清掃する。それから、落ち葉を集めて、秋にケヤキ並木から相当大量の落ち葉が落ちますので、その落ち葉を集めて、実は、私、千葉の農場を運営しているんですが、タケノコ掘りのときに、バスにいっぱい落ち葉を積んで持ってきてくれる。これは、肥料になるわけですね、有機肥料になるわけで、それから表参道ギャラリーと称して、全生徒に、Tシャツに自分のデザインで絵を描いてもらって、それを表参道に掲出する。いろいろとこれは、学校が外に出てきて、その地域と交流をするという形でやってきたものであります。地域の人が学校に行ってというのも、これも一つの形であるんですが、学校から地域に出てくる、地域から学校に行くと、これがすごく大事なバランスじゃないかなと思うんです。
 ケヤキの木の育成なんかも手伝っていただいたり、苗木を配って一年間生徒さんに預かっていただいて、一年後に農場に植えに来ていただく。これも、十数年前ですが、もう大木になっていますよ、そういうような活動を十年前は独自にやられてきておる。そういった意味で、コミュニティスクールというのは、ある意味で自発的に進めていけるアイテムじゃないかな。教育委員会が、ああせい、こうせいと言うことも大事かもしれませんけれども、学校を中心としたエリアのコミュニティの人たちの協力によって、渋谷型のコミュニティスクールができればいいんじゃないかなと、それをこれは、答弁書では、議員の御提案にあります神宮前小学校のコミュニティスクール化については、機が熟するのを待ち、将来の課題といたしましょうということなんです。これは、将来の課題といたしましょうというのは何か過大約束みたいになっちゃうんですが、いずれ進めていきたいというふうに思います。
 以上、答弁といたします。

○議長 前田和茂 長谷部議員。
○ 十番 長谷部 健 
御丁寧にいろいろ御答弁をいただき、ありがとうございます。という建前もありながら、しょっぱいなというのも本音であったりして、やはりなかなか行政の高い壁を越えられないものが幾つか御答弁の中にありました。
 ちょっと認識の違いもあったりするところがあるので、再質問もさせていただきます。
 まず、渋谷の世界戦略とキーワードについては、是非、一度、須藤さんを紹介しますので、一緒にもう少し知見を深めていくことができたらなというふうに思います。
 PRキャラの活用方法については、その汎用性を広げていくということを部長の御答弁だったんですけれども、具体的にどういうふうに広めていくかという戦略をちゃんと持って言っていただけたほうがありがたいなと。今のところだと、区ニュースやプレスの発表、あとはグッズをつくる、これだと、ほかの県でやっているもの、市でやっているものと全く変わらなくて、渋谷だからできる渋谷の有意性みたいなのがあったり、せっかく選定委員にすばらしい方がいるので、その人たちの力をかりてやる、それがやはり必要なんじゃないかということを思うんです。その点について担当部長の答弁を求めます。
 あとは、街路灯ミュージアムについてですけれども、法的に難しいということでしたが、先ほどの絵なんですけれども、あれは、今ある既存の街路灯のサイズで、その中をくり抜いて設計したものなので、安全面とか出っ張りとかは一切ないので、あるとしたらガラスが割れる可能性があるかどうか、アクリルにすれば割れないと思いますけど、手入れが難しくなったり、コストの面があるので、そこがどうかなという課題は残るとしても、内容とアイデアはすごくいいとおっしゃっていただいたので、そこのだめの理由を探さず、揚げ足をとるのではなく、未来志向で考えていただいて、それに対していろいろ逆算をしていただきたいなというのはお願い申し上げます。答弁は求めません。
 あと、隣人祭りについて、これは少しまた見解の違いがあります。餅つきや盆踊りや今やっているお祭り等々は、もちろん同じ趣旨でやっていることで非常にいいです。だから、それはもっともっとやらなきゃいけないですけれども、現実として、今、町会に加入する若い人が減っているとか、地域に若い人がかかわろうと、僕ら、三、四十代世代は、割と出入りが激しくて、最近、保育園とかでも僕は一緒になったりするんですが、なかなかその地域コミュニティになじみづらいと、入りたいけれども、その機会が、盆踊りとかしかないとかですね、お祭りしかないという声も聞いているんです。現実、自然とそういうものが生まれてくるのを先ほど待つというお話だったんですけれども、待っていちゃだめなんですよね。待っているから、今のようにだんだんと地域コミュニティが、特に若い人たちが、地域コミュニティに入るということが減ってきているんだと思います。ですので、新しい形として、町会とか、そういう単位じゃなくて、隣近所、そういうところで顔見知りになれば、孤独死の今パトロールしていますよね、ああいうことだって、そこで解決される。要するに、ふだんから挨拶をする関係の人が、近所に周りに増えるということをこれは狙っているものなので、これこそ区が先導してやらなきゃいけないものだと思います。その辺についてはどう認識されているのか、これは区長に再答弁を求めます。
 あとは、臨海学園の有効活用については、これも、また僕は、条例を変えてやらないとというところまで言っているんですが、なかなかそれは今の条例じゃ難しいという答弁だったので、実は行き違いになっているんだと思うんです。ただ、内容については非常にいいということでしたので、ここも、是非、今この場で変えてやりましょうというのはなかなか難しいと思いますので、もっと具体的な提案も個別にしていきますので、その辺は是非よろしくお願いいたします。
 コミュニティスクールについては、課題として受け取っていただいて、具体的に神宮前小学校がどうかということでひとつ一石を投じられたのかなというふうに思います。ですので、是非検討していただければというふうに思います。これについても答弁は結構です。
 以上、再答弁のものはよろしくお願いします。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○区長 桑原敏武 私に対して、隣人祭りについて再質問があったと思うんですね。
 私、この日本の戦後の歴史を見ておると、伝統文化から離れて自分の自由を大切にする、そういう社会に風潮としてなっていった。しかし、今は、どちらかといえば、またこの伝統文化に戻ってきて、みんな仲よくお互いが大切にし合って生きていこうという雰囲気が生まれてきているなということを、様々な活動を通して感じることが多いんです。しかし、町会に入るか入らないかというと、依然として町会に入らない人は多いんです。そのために、防災訓練なんかも大変苦労されていらっしゃる、そういう姿を見ているわけです。その中で、これからこの隣人祭りを区が先導してという形になっても、じゃ区がそれに対する手法を持っているか、ただ区民祭りという、隣人祭りという日を定めても、これは力にならないですね。この力になっていくということは、やはり町会でもいい、商店会でもいい、あるいは近隣の人でもいい、そのことについて、そうだと、こう思わせるものが一番大切なんじゃないか。そうでなくて、隣人祭りと言ったんでは、「これは何」ということだけに終わっちゃいますので、そこはもっともっとお互いに工夫して考える必要があるんじゃないか。私は、隣人祭りの必要性は認めます。しかし、その進めていく手法ですね、そのことについては、もっともっと我々は考えていかなくちゃいかんと、そういう趣旨でございますので、御理解いただきたいと存じます。

○議長 前田和茂 千葉総務部長。
○ 総務部長 千葉博康 長谷部議員から再度の御質問でございますけれども、このキャラクターの選定に当たりましては、この世界では著名な四人の委員さんにアドバイスをいただいております。それは、選定だけではなくて、今後このPRの仕方等についても適宜アドバイスをいただきたいなというふうに思っております。是非、長谷部議員さんからもアドバイスをいただければというふうに思っておりますので、どうか今後ともよろしくお願いいたします。

○議長 前田和茂 長谷部 健議員。
○ 十番 長谷部 健 
再質問に御答弁いただきありがとうございます。
 隣人祭りについては、内容がよくないということではないというのは僕も理解しています。ただ、今の話で、それをはやらす方法、認知させる方法を考えなければいけないということだったと受けとめます。それに関しては、僕、めちゃめちゃ得意なので、広める方法というのは具体的に提案します。ぱっと思うだけでも、今週末は、隣人祭りの日というふうに、もしくは渋谷区近所の日というふうに決めて、各商店会でバーベキューセットとか、八百屋さんは野菜セット、肉屋さんは肉セットとか、やはりそれは商売につながることですから、きっと商店会、うまく話せば、乗ってくれるところはあるでしょうと思いますし、あとは教育委員会に例えばお願いして、学校で子どもたちに、こういう意味でやっているんだということを伝えれば、子どもたちから親に伝わっていったり、一年目から一遍に全部の渋谷区民がやる必要はないと思うんです。まずは、一割でもその近所近所でやっているところがあれば、だんだんと、はやっていくものですし、これは時間をかけてやっていけばいいと思います。実際、例えば大手のスーパーとか、そういうところは、独自にこういうふうなことは、実はやっているところもあったりして、気づいている人は気づいてやって成功しているんです。ですので、多分、渋谷区で商売されて感度のいい方たちは、これはわかってくれるんじゃないかと思いますので、それも踏まえて、今後一緒に僕も作戦を考えますので、また改めて御提案します。
 キャラクターについては、是非そのアドバイザーの方たちの意見を聞いていただいて、なるべくそれは、だからできない、これはこれがあるからできないというその思考回路を是非変えていただいて、こうなるといいなというところから、そのためにはどうしたらいいんだろう、そういうポジティブな未来的な発想で、これは世界中にはやる可能性があるものですから、是非大成功と言えるものに導いていっていただければなと思います。
 申し上げたうちの半分ぐらい通って、半分ぐらい通らなかったのかなという、今回はそういう感触ですが、相変わらず諦めの悪い人間ですので、これはだめだと言われたものについても、これから僕は未来志向で提案を続けていこうと思っています。
 御清聴、ありがとうございました。


2013年 12月定例会


十番 長谷部 健 
こんにちは、長谷部 健です。無所属クラブを代表して、区長に質問及び提案を差し上げ、御所見をお伺いしたいと思います。
 この九月にオリンピック・パラリンピックの東京開催が決定しました。スポーツ愛好者としてもうれしいニュースでした。招致にかかわった区長を初め渋谷区の関係者の皆様、本当に御苦労さまでした。
 二〇二〇年までにはあと七年あります。その間に、この東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げ、渋谷のまちづくりにそのことをうまく取り込んでいくことが大切です。
 その中で、スポーツ施策と福祉施策をどうやって発展させ、国際文化観光都市・渋谷としてどうやって区民に還元し、国内外に発信していくかを早急に具体化していく必要があります。特にパラリンピックは、自国開催する国では今までにないほどパラリンピックが大きな話題となっていきますから、福祉関係の施策でこの機を逃すことはあり得ないと考えています。
 また、先日には知的障がい者のオリンピック、スペシャルオリンピックスも二〇一九年の夏季大会に東京開催で立候補というニュースもありました。機は熟しつつあります。
 まず、福祉についての提案です。
 渋谷区の福祉関連の事業は、他自治体と比べても遜色ないというか、十分に充実していると言えると思います。国内ではトップレベルとの評価もされているようです。そんな渋谷区ですから、これからは国内だけでなく、国際文化観光都市らしく世界の都市の中でトップレベルの福祉を目指したいです。そのために、渋谷の福祉政策のテーマを提案します。
 そのワードとは……、ダーン。
(パネル提示)

○ 十番 長谷部 健 
「超福祉」いい言葉ですね。
 「超福祉」にしてはいかがでしょうか。今までの福祉をさらに発展させ、超えていく。まさに渋谷区にぴったりのテーマじゃないでしょうか。
 欧米の先進都市では、日本、渋谷区と比べると、障がいを持った方々が健常者たちともっと積極的にというか、普通に交わっています。そこにある欧米の都市と日本の都市・渋谷区との違いは何かというと、意識の壁があると感じます。
 わかりやすく言うと、電車やバスで人に席を譲るときに、ちょっとちゅうちょしてしまい、やり過ごしてしまったりする感覚とか、日本の駅でよく見かける風景ですが、車いすの方のサポートを駅員の方がやっていますね。これが欧米だと、ちょっとした段差ならば近くにいる人がふと目を合わせ、その近くにいる人と「よいしょ」と持ち上げてあげたりするんです。日本人にあるこのちょっとした、もやっとした意識の壁をぶち破りたいです。
 今までの意識を超えていく「超福祉」今でも充実している渋谷区の福祉事業をさらにもっとよくすくという意味の「超福祉」です。
 道路の段差をなくしたり、エレベーターや手すりをつけることには予算もかかり、実現には多少時間がかかることもありますが、心の段差は、それこそ心がけで何とかなります。以前、区議会で提案したピープルデザインという概念も、この意識の壁を打ち破るためにファッションやクリエイティブの力を活用しています。
 先日も、渋谷区の若手職員の研修にピープルデザインを取り上げていただきました。その成果発表をのぞきに行かせていただきましたが、それぞれのチームから若い行政マンらしい視点で、自分たちの業務範囲でできるというピープルデザインなことを発表していました。内容も、いいなと思うことも多く、そこで出たアイデアが具体化することを望んでいます。
 この研修で出てくるアイデアもいいのですが、もう一つ大事なポイントがあります。それは、それぞれのチームで話し合い、発表することで、それぞれの企画が参加者それぞれの自分ごとになっていると思います。その企画が通れば、もっと自分ごととして企画を具体化することを頑張ると思います。
 こういった研修プログラムを通したりして、「超福祉」に対して職員や区民が自分にできることを考えたり、自分ごとにしていくということで、意識の壁を破る空気が区内に醸成させられると考えます。
 今回御提案申し上げていることは非常にこの国では難しいことで、法律や条例をつくるということと違って、まちの空気づくりという難題です。でも、渋谷区は国際文化観光都市を目指しているわけですから、この課題に挑まなくてはいけないし、「意識の壁を破るということは、渋谷区に当たり前にある文化なんだ」ということになってほしいです。「超福祉」をテーマに今後、福祉政策を進めていきませんか。テーマを持つと、どんどんすばらしい物語が生まれるかもですよ。
 例えば、スマホを活用したまちづくり、渋谷駅から区役所までスマホで検索すると、車いすの方でも段差なく区役所に行けるルートが明示されるとか、視覚障がい者のための接客が得意な洋服屋さんとかが検索できたりなど、ITを駆使した福祉政策など、今までの政策を超えた超福祉政策が生まれるでしょう。まずは僕らの意識を変えましょう。区長の御所見をお伺いします。
 次に、皆さんも見たことがあると思いますが、セグウェイを渋谷区で走れるようにしてみませんか。
(パネル提示)

○ 十番 長谷部 健 
これがセグウェイです。日本では、つくば市が特区を使い、セグウェイが走れるようになっています。体重移動ですいすいと走れるこの電動の乗り物は、世界じゅうで活用され始めています。
 乗っている姿は、こんな感じですね。
 エコということもありますが、お年寄りから、ちょっとした障がいを持つ方、もちろん健常者にも楽に乗れるし、楽しいということが大きなポイントです。乗って楽しいので、今まで外に出ることにちゅうちょしていた人も「これならば」ということもあると思います。こういうポジティブな動機を植えつけるような施策も「超福祉」と言えるでしょう。
 狭隘道路の多い所などの地域を決めて、その範囲で乗れるようにしてもいいと思います。買い物に出るのがおっくうなお年寄りとかには支持されるでしょう。
 また、このように、セグウェイに立つと目線も普段より高くなり、周りを見渡せる感じになります。海外の観光都市では警察官がパトロールに使ったりしています。渋谷や原宿のように人が溢れるように集まる場所では、特にこういったパトロールでも効果を発揮するでしょう。国際文化観光都市・渋谷にぴったりだと思います。
 まずは一度、区役所前の広場で試乗会をしてみて、その効果を体験していただき、区内にどう広めるかをお考えになってはいかがでしょうか。もちろん、いきなり導入の方向で考えるということがスピーディでいいんですけども、今日の提案は、まず試乗会を開いてみませんかということです。費用は、かなり安く実施できるはずです。もしかしたら、ただでできるかもしれません。
 区長の御所見をお伺いします。
 次に、スポーツの施策についてです。
 渋谷区のスポーツの殿堂と言えば、西原スポーツセンターです。グラウンド、体育館、温水プール、道場が、都心という立地にあります。
 この西原スポーツセンターも開設から約三十年がたち、取り巻く環境も大分変わってきました。まず、体育が「スポーツ」と呼ばれるようになり、単に運動ができる施設、場所を提供するというところから、利用者がスポーツを楽しめる場所を能動的につくっていくことが求められています。
 ここで、西原スポーツセンターの問題点を整理してみます。今までの区長の御発言や関係者の発言からまとめてみました。
 まずは経営面ですが、立地は好立地であるということ、だけど区が年間約二億円を出資し、約五千万円の使用料等の収入を差し引くと、ざっくりですが一億五千万が維持にかかっているということ、平日日中の利用者が平日夕方に比べると低いということがあります。
 次にハード面ですが、各設備の老朽化により、利用者が長く滞在したくなるような場所ではない感じです。トレーニングマシンも、最新設備からの見劣りもします。これでは最新のトレーニング理論に基づけないということが起きています。ソフト面では、行政サービスの一環にとどまっています。ちょっときつい言い方ですが、利用者を受け入れるという姿勢が余りないとも感じます。民間のスポーツジムの受け入れ態勢とは、残念ながらその根本から違っている感じがします。また、さまざまなスポーツトレーニングの内容が提供できていない。施設貸与が中心になっています。
 あとは、PR不足が挙げられます。これは利用者が一部に偏ってしまっているということにもつながっていると思います。区民に、もっと積極的に西原スポーツセンターで何ができるか、何が学べるかを発信していく必要があります。
 さきに申し上げたとおり、今後のスポーツ施設にとって重要なことは、学校体育、運動というところから、本来のスポーツ、もっと楽しむということへの脱却が必要と考えます。現在の西原スポーツセンターのストロングポイント─優位性は、「立地がよい」「運動や稽古をしに行く場所」ということです。ここに「区民の健康意識を向上させる」「コミュニケーションをしに行く」「女性や障がい者も気軽に行ける」「最高水準のプログラムも享受できる」という、運動の前後も含めて楽しむというスポーツの考え方を付与していくことが必要です。利用者がスポーツを楽しめる場所を、能動的につくっていくことが大切なポイントです。
 今ある立地の優位性と広大な場所、施設という資産に、新しい価値を追加していく必要があります。その価値は、一、渋谷区のコミュニティの核になり、区民全体の健康意識を向上させる場所にすること。二、利用率の少ない女性、障がい者にとってスポーツを楽しめるプログラムの提供をする。三、トップアスリートが子どもたちを指導する英才スクールを開校。この三つの価値を追加していく必要があります。
 具体的には、一については、グラウンドを人工芝化し、雨天時にもある程度使用できるようにし、利用機会を増やしたりします。充実した施設によるコミュニティ環境をつくるという観点からは、今までは運動、簡単にシャワー、そして帰宅という流れから、運動、ふろ、サウナ、マッサージ、そして食事をして、そこで語らいをして、それで帰宅という流れに変える。ふろ、サウナを整備し、マッサージやスパなどのテナントを民間から募集したり、食堂も、明るいクラブハウスのような雰囲気と、例えばカロリーなどに配慮した食事にする。大手町ではやっているタニタ食堂を誘致するだけでも相当な人気食堂になります。
 タニタ食堂というのは、何というんだろう、体重計のメーカーなんですけども、そこが大手町で社員食堂を開放したところ、すごい人気になっています。そういった実例があるので、それを渋谷に持ってくるというのもいいでしょう。そうなると、運動しなくてもお昼御飯だけ食べに行こう、そういう人たちが増えるのではないでしょうか。
 二については、女性でも利用できる清潔さ、快適性をもう少し追求する必要がありそうです。ヨガや産後の運動プログラムの充実や、障がい者の方のためにバリアフリーの徹底と強度を変えたプログラム、例えば座ってできる体操とか体幹基礎運動などのプログラムをもっと増やすといいでしょう。
 三は文字どおりのままで、トップアスリートが最高水準のメソッドで子どもたちの指導に当たり、他自治体にないオリジナルのコンテンツを渋谷区で提供しましょう。
 また、もろもろの調整が必要かもしれませんが、例えば、グラウンドの週末の利用時間を朝九時から八時にすれば、一こま増え、トップアスリートの講座を開いても今までの利用者に影響はないでしょう。また、渋谷区民以外からはしっかりと利用料を徴収し、それは区民よりも高額でも構わないと思います。そういった工夫を今後、ビジョンを持ってやっていけば、西原スポーツセンターはもっともっとすばらしい区民施設になると思います。
 オリンピック・パラリンピックまであと七年。渋谷の子どもたちから出場者を輩出できる時間としては、十分にあると思います。まだ間に合いますよ、区長。僕の提案を丸飲みしていただけるとうれしいのですが、それはなかなか難しいと思うので、まずは早急に西原スポーツセンターの近未来を考える組織、準備室のようなものをつくり、ビジョンと、もう来年度からできるようなことはどんどんやる、そういう体制をお考えになっていただけないでしょうか、区長の御所見をお伺いします。
 話は変わりまして、昨年から水泳を始めました。小学校低学年に習っていたということと伊藤毅志師匠の指導のおかげで、自分で言うのも何ですが、どんどんと上達しています。師匠の指導のおかげもあるのですが、やはり幼少期にある程度泳げるようになっていたということが、改めて大きいなと感じています。
 区内には温水プールが幾つかあります。ひがし健康プラザや西原スポーツセンター、上原、本町学園、中幡などの学校施設などです。
 今、我が子が通っている渋谷保育園では、民間のスイミングクラブと提携し、十五時半ごろにバスで迎えに来てくれて代々木のサブプールで泳ぎ、十八時半ごろに自宅近所まで送り届けてくれるというシステムでやっています。
 これを、例えば希望者だけでいいと思いますが、週に一回、午前に民間スイミングクラブと提携し、同じようなシステムで近所の区のプールで教室を開けるようにしてはいかがでしょうか。子どもたちの体力向上や、区のプールの利用率の低い時間帯を埋めることになるし、保育園や幼稚園の先生方は多忙だと聞きますから、その時間を他の業務にも充てられるでしょう。プール使用料を安くしてあげられれば、民間スイミングクラブに負担をかけることもなく、親の負担も減るはずです。スポーツも頑張る渋谷区として、是非やっていただきたい施策です。区長の御所見をお伺いします。
 続いて、区内の待機児童対策についてです。
 ここ数年、桑原区長の大号令のもと、待機児ゼロを目指し、その成果を上げてきていることは皆さんも御存じのとおりです。渋谷区は保育環境がよいからと渋谷区民になる人たちも大勢いて、イタチごっこになっているのも現状です。
 とはいえ、施設をどんどん増やしていっても、十五年後ぐらいには少子・高齢化が進み、子どもは今より減り、保育ニーズは減ってくる可能性が高いことが想定されます。今後、新しく建てる保育施設は、将来的にお年寄りのグループホームにリノベーションが可能になっている設計であったりとか、安かろうでつくるパネル工法ではなくおしゃれなパネル工法でつくり、十五年後には違う施設につくり変えるというようなテーマを持って設計する、そういう配慮が必要になってくると思います。
(パネル提示)

○ 十番 長谷部 健 
これ、パネル工法でつくっているんですね。今まで区の施設で、割と保育園の、何というか、仮の保育園みたいなやつもパネルでつくっていると思いますが、同じパネルです。ちょっとおしゃれにしたり、ガラスの面積を大きくすることでこんなにも変わるんですね。
 よく見えるように、ここに置いておきます。
 こっちが室内、こっちが表から見た目。今まで仮でつくっているようなものとは大きく違うと思います。
 ちょっと工夫すると、ごらんのように、こんなにすばらしくなります。これからつくる保育施設については、申し上げたような要素を取り入れつくっていくというお考えはあるか、区長に御所見をお伺いします。
 また、施設をつくらなくてもサポートできる保育があります。
 僕は代々木公園で行われてた自主保育、「おひさまの会」というところに通っていました。保育施設ではなく代々木公園がホームで、毎日朝から友達と代々木公園で駆け回っていました。障がい者も普通に混ざっていて、すべてにおいて壁のない、いい保育システムでした。子どもたちの面倒は、親が交代で先生役をやるのと、親たちが月謝のような形でお金を集め保育者を一、二名雇い、運営していました。三十五年たった今も、地味ながら活動を続けていますが、プレーパークに需要があるように、子どもたちをもっと自然の中で育みたいという親もいます。
 例えばこういった自主保育の団体に、保育士の派遣とか補助金を出し、事業を拡大させることができれば、施設をつくらなくても待機児童対策になると考えます。認定保育だけが待機児童対策ということではないと思います。こういった無認可を応援するということも待機児童対策に大きくつながるのではないでしょうか、区長の御所見をお伺いします。
 最後に、渋谷区……
〔「今の時代に合わないな」の声あり〕

○ 十番 長谷部 健 
今の時代に合うんです。
 最後に、渋谷区のキャラクター、「あいりっすん」についてです。
 簡単に言うと、せっかくつくったのですから、区がもっと積極的に広報戦略をもって認知を広げていきましょうという提案です。
 具体的に提案します。
 ハチ公バスのそれぞれのルートに一台ずつ、「あいりっすん」がラッピングされた「あいりっすん号」を走らせること。まずは区民に広くキャラクターの認知を図るべきです。続いて、キャラクタービジネスをしたい民間企業に対し、ロイヤリティを含めどのように貸与していくかを早急に決めて、その窓口をつくりましょう。キャラクター選定アドバイザーとなってくれた「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんに、あいりっすんの歌とダンスをつくってもらうことを申し入れ、保育園、幼稚園、小学校などを回ってもらい、一緒に盛り上げていきましょうということを、来年度にはしっかりと形にしていただきたいです。
 このままでは、せっかくつくったのにもったいないと感じています。この三つは、やらないと本当にもったいないし、やれば大きな反響が見込まれます。区長の御所見をお伺いします。
 また、こちらは少し費用がかかる話ですが、観光客の多い原宿に、例えば「あいりっすん」をメインにした観光案内所なんてかわいいものがつくれたら、なおいいと思います。あわせて区長の御所見をお伺いします。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○ 区長 桑原敏武 
無所属クラブ、長谷部 健議員の代表質問に順次お答えをしたいと思っています。
 大変意欲的で積極的な、具体的な提言をいただいて、ありがとうございました。
 まず、「超福祉」社会という言葉を造語されまして、それに向けて福祉政策を推進すべきだということを事例を挙げて提言をされたと思います。
 議員が席を譲る、あるいは車いすに協力するという事例を挙げて、それは意識の壁であると、こういうふうにおっしゃったわけですけれども、私はそうでなくて、文化の違いで行動のあらわれ方が違っているのではないか、こう思っているんです。日本人というのは存外親切です。ですから、いろんなことに遠慮しいしいですね、いろんなことを協力していただいておりまして、今日もそういう人たちの集団が、人が転んだときにみんなで寄って助けていましたね。
 私、障害者のアスリートからこう言われたんですけども、「日本人は親切ですぐに手伝おうとしてくれるけれども、私は自立したいんだ」と。「だから特別の場合を除いてはほうっておいてほしい」そういう話もあるんです。ですから、画一的に何でも手伝おうというやり方は避けたほうがいいんじゃないか、私はそのときにそういうことを思ったんです。
 別に言われていることを、けちをつけようということじゃないんですけども、障害者からですね、アスリートから逆にそういうことを言われまして、これは私だけがいるところでなくて、ほかにも職員おりましたからよく知っていると思うんですけども、そういうようなことを言われております。
 私は、若手職員の研修事例も挙げられたわけですけれども、若手職員が物事を前向きに捉えて、現実に即して解決をしていこうという姿勢を見て、私、区の職員に対して大変驚きと感動、感謝をしたところでございます。これを見ても、意識の壁ではなくてですね、彼らは前向きに考えて、出番をつくればどんどんやっていく。そういう面では我々のマネジメント不足、彼らの出番をつくることについてマネジメント不足がそういうことになっているんじゃないか、このように思っておりまして、これは管理職として反省をしなくちゃならない、そういうふうに思っております。
 意識を変える部分があるとすれば、区政がまずこの挑戦することであって、また、各分野にわたって、先ほど申し上げたように若手を活用していくことではないか、私はそのようなことを思っているわけです。
 「超福祉」社会と、こういうふうに言われましたですけどもね、私、思っておりますのは、人はですね、今、そしてここ、そして自分へという、絶えず自己へ集中しようとする人間の関心をですね、それを他者へ、そしてまた未来へと押し広げていく共生社会の実現こそ大切じゃないか。同じことを言っているかもしれません。そういうような気持ちで、これからも福祉施策のみならず区政全般にわたって考えていきたい、このように思う次第であります。
 次に、セグウェイの導入については土木清掃部から答弁をさせますので、お聞きになっていただきたいなと、こう思っております。
 スポーツセンターのことでございますけども、単なる貸し施設に終わることなくですね、新しい価値を付加していく戦略をおっしゃったと、このように思っております。運動であれば、これにふろ、サウナ、マッサージ、こういうものを付加したらどうだ、あるいは食堂もクラブハウスのような雰囲気や、あるいはカロリーに配慮した食事の提供、あるいは女性利用のときにはヨガや産後の運動プログラム、あるいはグラウンドの芝生化というようなこと、あるいはトップアスリートによる他の自治体にはないオリジナルコンテンツをということで、いずれも傾聴に値する提言であろうと思っておりますし、これからいろいろと改善、運営していく上で、確かに検討に値する御提言であったと、このように思っております。
 私はですね、スポーツセンターの方向として、一つ戦略を持たなくてはならないんですけどもね、できることなら教育委員会にもお願いをして、子どもの体力増強に力を入れてほしいなと。また、この小・中学校のクラブ活動の支援もやってもらいたい。
 そうやりながらですね、勤労者については生活習慣病、これが大敵でございますから、そういうことにならないようなトレーニング、訓練をやっていただきたいな、あるいはこれが体育協会所属であればですね、スポーツ技能の向上、そういうことにも配慮してもらうということが必要じゃないか。これらはですね、ただスポーツセンターだけでなくて、次にある体育館、それも視野に入れながらやってもらいたいな、こういうふうに考えているところでございます。
 この利用に当たって、この戦略をしっかりと持つ、そういう視点を持つということが大切であり、利用が公平である、そういうことに配慮をしなくてはならないんじゃないか、こういうふうに考え、御提言を踏まえながら、今後着実な改善を図ってまいりたいな、こういうふうに思う次第でございます。
 プールの利用についてのお話でございました。
 水泳にはすばらしい先生がおつきになっていらっしゃるということで、よかったなと、こう思います。
 いずれにしても、スポーツはですね、早期に指導者に教わることが上達のかぎだと思っております。私自身はですね、やはり水泳は大切だと、こう思っております。
 そのことについて、サービス公社の社員が大学水泳部のキャリアを持っておりまして、こういう社員がですね、キッズタイムも含めて指導してくれているんですよ。そのおかげでですね、本町学園もそうですけれども、ひがし健康プラザあるいは上原中、あるいは中幡小、また、水泳連盟に協力していただいて、スポーツセンターや代官山も、それぞれやっております。このほか親子教室というのもやっておりましてですね、これは、これからも引き続き継続してやっていくことが必要かなと、こう思っておりますので、このところは民間のお力をかりなくても大丈夫かなと、こう思った次第でございます。
 今後の保育ということについてのお話でした。
 どんどん保育施設を増やしているけれども、減っていくことももう考えているかということだったと思います。
 現在の渋谷の人口構成からいきますと、渋谷では三十代が一番多いんですよ。そういうようなことを考えますとですね、今、直ちに人口構造が変化するとは思えない。これは二十年以上時間変化のない中で、渋谷区はまだ保育ニーズへの対応を求められていくんだろうと、こう思っております。したがって、今の段階ではですね、次の一手でなくて、今の保育ニーズに対してどう我々が対応できていくかということに専心努力をしたい、こう思っております。
 その中で、青空保育についても御提言がありましたけれども、これはですね、やはり民間によるボランティア活動をやっていただくことが一番いいんだろうと、こう思っておりまして、渋谷区が何でもかんでも手を出すということは避けたほうがいいんじゃないか、このように思う次第でございます。
 最後に、「あいりっすん」の広報についてということでございましたけども、このことについては総務部長から答弁をさせますので、御聴取をお願いしたいと存じます。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長 前田和茂 斉藤総務部長。
○総務部長 斉藤則行 渋谷区のキャラクター「あいりっすん」について、積極的に広報戦略をもって認知を広げていこうとの提案であります。
 これまでもあいりっすんの活用については、職員の名刺や防災グッズ、区からのお知らせやチラシにもロゴを入れたり、敬老大会、区政功労者表彰式、くみんの広場など区の事業に数多く登場させるとともに、幼稚園、保育園や区内各地域で行われる様々なイベントにも出演し、小さいお子様から御高齢の皆様まで幅広く親しまれてきております。
 さらに、東京MXテレビ、NHK BSプレミアム特番などでも取り上げられることにより、知名度も徐々に上がってきているところであります。また、近日中に「あいりっすん」のキーホルダーを制作し、配布する準備を進めております。
 今回、「あいりっすん」活用について具体的に三案の御提案をいただきまして、ありがとうございます。
 まずハチ公バスの「あいりっすん号」については、今現在、各バス運行会社や企画会社と実現に向けて協議しているところであります。また、「あいりっすん」を「くまモン」のように全国的に認知されたキャラクターにし、渋谷区の観光PRに資するように、多様なグッズの制作などいかに民間企業を活用していくか、来年度に向けて検討を進めているところであります。
 さらに、「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんにあいりっすんの歌とダンスつくってもらい、保育園、幼稚園、小学校などを回ってもらうことについても、子どもたちに夢や感動を与え、渋谷を愛する子どもになってもらうことを願い、是非とも実現したいと考えております。
 「あいりっすん」は、小学校三年生の女の子らしい夢のある発想から生まれたキャラクターです。今後も先ほどいただいた御提言等をですね、含めまして、渋谷のシンボルとして大事に育てていくことが大切と考えております。
 以上、答弁といたします。

○議長 前田和茂 黒柳土木清掃部長。
○土木清掃部長 黒柳貴史 私から、セグウェイの試乗会を行い、区内にどう広めるかを考えてみてはいかがかとの御質問にお答えいたします。
 電動立ち乗り二輪車のセグウェイは、機動性、利便性、環境性にすぐれている乗り物で、国内においてもイベント会場や観光施設などの私有地内において、ガイドツアーや警備巡回業務等に利用されています。
 しかし、現時点ではセグウェイは道路運送車両法上の保安基準を満たしていないことなどの理由から、公道での一般使用は認められていない状況でございます。現在、民間施設での使用や社会実験等、様々な試みが行われている段階でありますので、区内に広めてくことを区が主体的に考えるのは時期尚早ではないかと考えています。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長 前田和茂 長谷部議員。
○ 十番 長谷部 健 
ただいま区長並びに部長のほうから、意を酌んでいただいた前向きな答弁と、ちょっと残念な答弁とあったわけですが、ちょっともう一回、再質問を含めて話させていただきます。
 福祉について、区長のおっしゃっていた共生社会、まさに僕の言っている「超福祉」ほぼ一緒だと思います。ただ、もう少しテーマがあったほうが、みんなが施策をつくりやすいんだと思うんですね。わかりやすくイメージで言うと、例えば区長が「お、いいね、この政策。超福祉だねぇ」とか、例えば木村議員とかが「だめだだめだ、超福祉じゃない」とかですね、みんながそういうふうに基準を持ってですね、やれようになると、非常にみんな政策を進めやすいし、実現に向けて進められると思うんです。テーマを持つというのはそういうことで、だからそれは、もしかしたら「共生社会の実現」というテーマでも結構ですし、もう少しわかりやすく。
 で、今までの福祉を、区長もよくおっしゃっているように、行政マンの発想を超えた、もっとこう頭の柔らかい施策をどんどん考えるんだということを区の職員の方々におっしゃっているのを聞きますし、僕も聞いています。そういったことをよりわかりやすくするために、やっぱりテーマがあったほうがいいと思うので、もちろん「超福祉」という造語じゃなくても結構ですけども、もしくは「共生社会の実現」そういうテーマをもっとわかりやすく進めれば、区民にとってもわかりやすくなりますし、渋谷変わったな、さすが国際観光都市・渋谷だな、そういうことになると思います。是非これについては前向きに、テーマを持つということを、もう一度その辺についての御所見をお伺いします。
 セグウェイについてです。
 道交法で難しいというのはよくわかっているんです。だから僕は、まず試乗してみませんかと。是非乗ってみて、これはどんなに楽しくて新しい動機づけになる、そういう乗り物かということをまず体験していただいてから、その答弁をいただけたらなと思います。
 これは答弁なかなか、部長のほうからはもう難しいと思いますので、例えば「試乗会をしましょう」というのをもう少し具体的にして、今度、企画でお持ちいたします。これは答弁は結構です。
 西原スポーツセンターのこれからについては、区長からも新しいアイデアが付加されてですね、ますます夢の持てるような、すばらしい施設になるような感触を僕は得られました。是非ですね、どんどん今、言ったような話を具体化、これを七年後、二〇二〇年ですから、その前までに……
〔「もっと早くやれよ」の声あり〕

○ 十番 長谷部 健 
そうですね。いいこと言う。
 来年からどんどんできるようにですね、是非実現に向けてこれも進めていただけたらと思います。
 これも御答弁は結構です。
 プールの利用機会向上について。
 これは先ほど小学校とかでサービス公社の職員の方がやられているということをおっしゃっていました。それは物すごくいいことだと思いますし。ただ、サービス公社にその機能がもうあるのであれば、今、学校にあるところでしかやっていないので、近隣の幼稚園、保育園、そういうところから人を集めてきてですね、希望者だけでいいので。小さいころから水に親しむ、水になれるということをですね、もっともっと広げていけると思います。ですのでこれはもう一度、保育園、幼稚園についてですね、そういうことを今後進めていく考えがあるかどうか、もしくは検討していきたいかということを御答弁、区長のほうからいただければと思います。
 今後の保育施設についてですが、二十年後、二十五年後、僕は十五年後ぐらいから減るんじゃないかということを申し上げたんですけれども、やはり鉄筋でどんとつくるよりですね、半分ぐらいの値段でつくれますし、より先にですね、二十年後、三十年後でも、そのときにもしかしたらグループホームのような、そういう施設にですね、いつでも転換できるような設計をしておくということは、これは別にそんなにお金のかかる話でもないですし、もし鉄筋でつくるにしても、そういうことを配慮しておけば、これについてはいい意味で保険になりますから、これは今の時点から十分に、すぐできることなんじゃないかと思います。
 これについてももう一度御所見をお伺いします。
 最後、「あいりっすん」については何か非常に前向きな答弁いただきまして、ありがとうございます。是非ですね、これをどんどん広げて、先ほど「くまモン」を例に挙げていましたけども、僕は「くまモン」よりも勝てるんじゃないかと思っているんですね。「くまモン」は国内でしかはやっていませんが、渋谷という都市ですから、国際文化観光都市、これだけの海外の人が遊びに来るところで、実は渋谷、原宿というのはまちのお土産というのがないんですね。外国人観光客の方が来てもなかなかそういうお土産がないですから、そういうところまで持っていければ、日本国内だけではなく世界で戦えるキャラクターになる可能性があると思います。是非そこまでビジョンを持ってですね、進めていっていただきたいなと。
 これは最後、意見として申し上げます。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○区長 桑原敏武 長谷部 健議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 テーマがあったほうが行動を起こしやすいし、また、わかりやすいよということだったんですけども、「超福祉」ではですね、わかりにくいと思うんですよ。ですからひとつですね、ハセケンのすばらしい提言を待っていますから、また教えてください。そのときにまた検討させていただきます。
 それからプール、水泳のことについて、すばらしい社員がいるんならそれを広げてと、こういうお話でしたけれども、もうそれはやってくれているんですね。サービス公社ではですね。要請があれば派遣してですね、やっていますからね、それは心配要らないと思います。学校の生徒を呼んで……
〔「保育園、幼稚園等は」の声あり〕
○区長 桑原敏武 保育園はだめです。保育園は、そこまでいかないと思いますから、無理だと思います。
 それから、十五年後に違う施設という話がありましたけどね、私、言っておりませんけどね、人口が小さくなってきたときは収入も小さくなる。ですからこれからは、ある意味では公共施設を圧縮化する、そういうことも必要になってくるんですよ。いずれかの時期で。ですから、それらはこれから、また考えていかなくてはいけないな、こういうふうに思っておりましてね、転用だけでは済まない、そういう時代が来ると思っています。
 以上、答弁といたします。

○議長 前田和茂 長谷部議員。
○ 十番 長谷部 健 
あんまりもう議論するあれはないんですけれども、保育園、幼稚園、うちの娘、水泳教室に行っているんですけれども、大分泳げるようになってきたりしてですね、なかなか、小学校に入る前からやるということは大切なんだなということを身をもって感じています。
 ですので、これはいろいろ考えてもらえればというのと、とにかく区の温水プールが午前中あいている時間が多いということをですね、うまく埋めるということでは、いいアイデアじゃないかなと思いますので、ボツアイデアにすることなく、検討していただければと思います。
 そのほかについては、いろいろ意を酌んでいただきました。
 「超福祉」いろいろ考えた末にたどり着いたいい言葉だったので一発勝負で来たんですけども、まさか気に入られないとは思わなかったので、これもまだ残しながら御依頼を受けたということで、また新しいテーマをですね、ワード、わかりやすく、みんながそこに向かって進める言葉を考えてみたいと思います。
 いろいろ前向きな御答弁を今日はいただきました。これを具現化するようにですね、僕ら力を注いでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 ありがとうございました。


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