2011年 3月定例会 代表質問原稿

「十一番 長谷部健」  
渋谷駅周辺のまちづくりについて、区長に質問とういうか提案をさせて頂き、ご所見をお伺いします。

ここ数年、渋谷があまり元気がないという話を聞きます。実際、多くの百貨店やショップの売り上げが落ち続けているようです。具体的な名前はここでは避けますが、レコードショップも洋服のセレクトショップも、今までは渋谷店が一番の売り上げだったのに、今は新宿店が一番になっています。僕らぐらいの世代にすると、はっきり言って、新宿で洋服を買うなんて信じられない話です。服はやっぱり原宿か渋谷か代官山で買うでしょって!これは、リーマンショック以降の景気の影響もあるのでしょうが、果たしてそれだけじゃないように思えます。

昔、渋谷発で始まったショップも支店が増え、渋谷でしか買えなかったものが、全国何処ででも買える様になっています。もっというとネットでも買える様になってきています。色んなものがナショナルブランド化してどこに行っても同じものが買えるんです。これ自体はイイコトだと思うのですが、渋谷でしか買えないはずのものが段々減って来ているという状況です。

僕がガキの頃は、原宿あたりだとマンションメーカーといわれるアパレルの人達がいて、マンションの一室でデザインをし、パターンをおこし、商品を作り売っていました。その昔のDCブランドの前身になった人達で、多くのスターになっていきました。シブカジブームの時は、バイヤー達が世界中からカッコイイ洋服をセレクトし、まさに渋谷で売っていました。渋谷で一旗揚げるぞという勢いのあるショップがたくさん集まっていました。日本中から渋谷に若者が買い物にきていました。現在は、家賃の高騰もあり、渋谷で成り上がるぜといった人達がなかなか集まってこれないというのが現状です。

また、ハブになっている駅周辺のまちづくりに、大きな差がなくなってきているのも渋谷にとってはアゲンストな状況です。ほとんどは立派な駅ビルがあって、その周辺に百貨店と繁華街があるという構図です。そこでは、どの街も同じ店が入っていて、同じものが買え、同じものが食べれたりします。そうなると街の面積が大きかったり、乗り入れ路線の多い街が勝っていっているのが現状です。新宿のルミネなんかは、今やそこの入っている店舗の売り上げの多くは日本一であったりします。ルミネ馬鹿勝ち状態です。

もうひとつアゲンストな現状として、最近、雑誌の街特集では渋谷がなかなか特集されません。スカイツリーの影響もあり、下町の特集が多くなってきています。浅草や谷中、根津といった活字をよく目にします。旬な街として扱われなくなってきています。結局、街は新しい大きな建物が建つ時に注目を集めるというのが、今の世の中の視点です。こうなるとスクラップ&ビルドを繰り返し、常に新しいくなった街が注目されるというのが現状です。そうなると、渋谷が脚光を浴びるのは、2年後にヒカリエが出来上がり、東横線とメトロが直通になる時と、20年くらい先になるのでしょうか、渋谷駅を含む立て替えが完成する時になってしまいます。

今まではファッションの街、情報発信の街、渋谷と言われてきましたが、悔しいけれど少し陰りがでてきてしまっています。これは何とかしなければと、強く感じています。とはいえ、行政に何ができるかです。今までのファッションや情報発信力は、民間がリードして作ってきた価値です。正直、こういったカッコイイとかクールといったものは行政が最も苦手なことのひとつで、どちらかというと行政の対極にあるものといっても言い過ぎじゃないと思います。

っと、ここまではネガティブな現状分析ですが、これをどうポジティブに変えていくかが今問われています。ネガティブな話ばかりでしたが、渋谷がまったくダメだという話ではありません。言っても渋谷にはヒップでホップな若者は集まってきますし、世界中から観光客はやってきています。ただその求心力が薄れはじめているという話です。

ここからはだんだんとポジティブな話になります。6年前の出来事ですが、NPOの活動で知的障害児とその父母達と表参道のそうじをしました。知的障害児達の集中したときの集中力は凄まじく、見事に大量の街のゴミを拾いました。普段よりもガッツリと拾った感じです。その時にひとりのお母さんに言われたことが今でも、ずっと僕の心に残っています。「20年間、知的障害児を育てて来たけど、初めて自分の子どもが社会の役に立っていることを感じました。ありがとう。」って。ズシンときました。悪い言い方をしてしまえば、いつも施しをうけるというか、常に受け身であり、社会では区別されてきていたんですね。もっとあらゆる意味でフラットな世の中が求められていると、実感できる経験でした。

もうひとつの事例ですが、海外のクリエーター達との話ですが、彼らは日本がこの先迎える超少子高齢化社会をどのように乗り越えていくか、その社会をどうデザインしていくか、興味津々でみているというのです。それも第3者的に冷静にみている感じでした。北欧は高い税率で、福祉、教育分野を充実させることでひとつの回答を出しました。ドイツやオランダでは、北欧ほど高い税率とまではいかないけれど環境や社会保障制度の充実に向けて頑張っています。そんな中、超高度経済成長を遂げ、世界の中でも経済大国となった日本が、この課題をどう解決していくのか、その手法に注目しているんです。この事例からは、もともと世界にもネームバリューのある渋谷が、その解決策の1例を示すことができれば、世界中から注目されるはずだということが読み解けると思います。

さて、渋谷の話に戻ります。現在、渋谷区では渋谷駅中心地区まちづくり指針を作成しています。先日も都市環境委員会でその報告がありました。その指針自体は非常に細部に渡り良く練られたもので、環境、情報発信、道の整備、などなど素晴らしい内容になっています。多くの人の共感が得られるモノになっています。でもそこに感じるのは、これが例えば池袋のまちづくりにも当てはまりそうだし、新宿のまちづくりでも当てはまりそうな、おしなべて良いというものとも捉えられるじゃないかと思います。将来像も「世界に開かれた生活文化の発信拠点渋谷のリーディングコア」−広場、坂、路面店を活かした、めぐり歩ける、環境と共生するまちを目指して− となっています。これも素晴らしいモノだと思いますが、先ほど述べた、渋谷の文化を創ってきた民間は、きっとこの将来像を聞いて、具体的にどうしたら良いのかと感じてしまいます。

ここで行政が何が出来るかということですが、行政は将来の渋谷の価値をつくっていく民間が何をしたらよいか分かり易く提案をすること、その土壌をつくり背中を押すということなら出来るはずと思うし、そうしなければならないと思います。また、渋谷が注目されるはずの2年後と約20年後というタイミングを図り、その時の世の中の状況を予測し、具体的なテーマを設置していくことがポイントです。

そこで提案です。将来、少子高齢化が進み渋谷に訪れる人も、今よりは言葉は好きじゃないけど社会的弱者と言われる人がもっと増えてきます。また、ハンディキャップを持つ人も、そうじをしてはじめて社会参加を感じたというような時代じゃなくなるはずだし、なくしていかなければと思います。海外も日本の少子高齢化社会の壁をどう超えていくのか注目しているわけだし。この福祉的な要素を求められてくる時代に、渋谷が先駆けて渋谷らしい福祉的なマインドを持ったまちづくりを実践していくのです。もっとあらゆる意味でフラットでフェアでフリーな街になっていかなければと思います。でも福祉的なまちづくりをといっても、オシャレな街渋谷っぽくないです。少し表現をかえてピープルデザイン都市シブヤというのはどうでしょう?そのテーマの傘の元でまずは、渋谷区がシブヤな約束をします。「困っている人がいたら手をかそう!」これ一言で良いです。シブヤなホニャララ。シブヤなという感じがイイと思います。段差で止まってしまっている車いすの人には、当たり前のように近くにいる人が手を貸す。シルバーシートだって、将来は半分はシルバーシートになる訳だからもういらないかも。駅では駅員の人が車いすの人に手を貸していますが、これもすぐ近くにいる人が手を貸せば済む話。もしかしたらハンディキャップの人達には、最初大変な思いをさせてしまうかもですが、社会に参加するということは楽なことばかりじゃない、健常者といわれる人も苦楽を味わいながら社会の一員として生活しています。あえて、そこもフェアにフラットにしていきたい。

また、街の企業にも、その企業なりにできることを模索してもらいます。レコードショップであれば、アーティストと協同で福祉をサポートするチャリティライブをしたり、アパレルのセレクトショップでは、知的障害者の作った商品をカッコ良くデザインして売るコーナーを作ったり、障害者の職業支援を民間企業と一緒に積極手にサポートしたり、IT企業にはWi-Fiフリーなまちづくりに協力してもらいITを活用した福祉的アプリを開発してもらったり、拡張現実なんかも活用できそうですね。盲導犬と障害者と健常者がレストランやお店で当たり前のように共存できるようにする。法律ではそう決まっているのに実際に盲導犬が断られることが多いのが現実です。スポーツ公園となる宮下公園では、おじーちゃんVS子どものフットサルが行われたり、美竹公園では、車いすバスケが行われたり、健常者もあえて車いすでバスケしてみたり、ダイアローグインザダークのような視覚障害者と同じ環境、真っ暗闇の中で食事をするレストランを誘致したり、障害者の方に楽しくショッピングしてもらえるよう、渋谷のお店の販売員教育を行ったり、学校では健常者と障害者が一緒に勉強できるようにしたり、僕が考えるだけでもドンドンとアイデアが出てきます。

学校の話は別ですが、これを渋谷の民間企業でやってもらうのです。自分たちが出来ることを自分たち考えてもらうのです。もっともっと素晴らしいアイデアや成功事例が作られていくはずです。実際、企業やお店にこういった新しい価値を、人の心をデザインしていくようなまちづくりに協力しないかと声をかけると、驚くほどに前向きな回答が返ってきます。今の現状を何とかしなければという強い思いと、社会的な活動に企業が前向きになってきている今こそがチャンスだと思います。これをヒカリエができる2年後までにある程度準備し、そのムーブメントを起こしはじめ、20年後、すべての再開発が終わった時に、ハードの面が新しくなるだけじゃなく、そういったソフトが充実した街になっていく。是非、区長にこういった将来の世界に誇れる渋谷をイメージして頂き、行政が苦手なところは、民間と手を組み実現に向けて、具体的なアクションを起こしていきませんか?っで、これを実行していくのは非常に大変なことです。このプロジェクトを推進する人が非常に重要です。ぴったりな人を推薦させてください。須藤シンジ氏です。元渋谷の百貨店のバイヤーで、ご子息が障害を抱えて生まれてらっしゃって、その後会社を辞め、ファッションから心のバリアフリーを目指す為の活動をしています。以前、NHKの地球ドキュメント「ミッション」という番組で特集をされています。こちらのDVDをお貸しするので、是非、是非、ご覧になってみて下さい。別の機会に感想を伺います。以上、提案についてご所見をお伺いします。

また、ヒカリエには、区が使えるスペースがあると聞いています。そこでは防災センターと出張所、川本喜八郎氏の人形展示が予定されていると伺っています。ヒカリエに関わる方に問い合わせたとろ、同じフロアには、アーティストやデザイナー達が集まる大規模な共同オフィスと日本の伝統工芸の展示が、相当にモダンでカッコイイテイストで実施されると伺いました。ヒカリエには先ほど提案したピープルデザイン都市シブヤのエッセンスを加えることをお願いしたいし、関係者からも興味があるとの話しを言われました。防災センター、出張所機能については、是非、その最先端をいくフロアの雰囲気を壊さないというか、そこのフロアで、流石、オシャレな街渋谷区だなと言われるようなデザインに是非して頂きたいです。人形展示については、少々心配で、せっかくの日本の伝統文化を若者達に理解してもらいたいという意図だと思いますが、相当に上手にやらなければ、浮いてしまうのではと正直、感じてしまいました。僕個人が思うには、相当にオシャレな日本の伝統工芸のスペースをヒカリエ側が検討しているようなので、そこで期間限定で実施して頂き、その人形展示を予定していたスペースで、せっかくベンチャー魂一杯の若者達が集うオフィスがあるので、渋谷区デザイン図書館をやられては如何かとご提案します。みんなが読めるけど借りられるのは区民だけ。そんな図書館です。もちろんピープルデザイン都市シブヤですから、点字サービスや、障害者も働いています。それがあるだけで、渋谷にオフィスを作ろう!というクリエーターも集まってくるはずです。渋谷のクリエイティブブランディングが、ぐぐっとアップすると思うのです。PR効果が絶大な場所で、PR効果絶大なことをする。全国の行政が視察に来るような新しい渋谷らしい場所にして欲しいです。先方の考えもあってのことと思いますが、一度、ヒカリエ側と相談して頂けないでしょうか?区長のご所見をお伺いします。

もう一つ提案です。ここ数年、街でそうじをしていると、特に感じるのは、東アジアからの観光客が増えたということです。そうじをしていると観光客からは、地元の人と思われるのか、とにかく道を良く聞かれます。明治神宮どこですか?表参道ヒルズは?渋谷駅は?などなど。こういった問いは、ここ数年で確実に増えたと感じます。渋谷区は、日本でも有数の東アジアからの観光客が来るエリアであることは間違のない事実だと思います。

しかし、これだけの観光客がやってくる街なのですが、なかなか観光客に優しい街とは言い切れないのが現状かと思います。商店会などは、ギンレンカードを導入したりと、対応がはじまっています。街の案内板にも外国語が記されていることも増えてきました。徐々にですが、このような観光客の変化への対応は、今後もっと増えていくと思います。

一方、この渋谷区で生まれ育った身としては、もっと地域の歴史をせっかくだから観光客にも知ってもらいたいという思いがあります。明治神宮の成り立ちや、あの森が人工の森で、100年で自然の森のなるように計算されて作られたとか、表参道がワシントンハイツ、東京五輪、を経てファッションの街に発展していく話、渋谷駅前のスクランブル交差点が一日の横断歩道利用者数が世界一だという話、渋谷川の話などなど、まだまだたくさんありますが、こういったことを観光客に知って持ち帰ってもらいたい、街の表面的な部分だけでなく、その歴史というか背景をよく知って理解してもらいたいと素直に思います。観光客にしても、そういった話は興味があるようです。実際に、海外から来た人だけではなく、国内からの観光客にもそういった地域の話をすると、ホントに喜んでいます。

そこでですが、渋谷区が観光案内所の設置を実施しては如何でしょうか?国際都市渋谷らしい、国内外の観光客に対応できるインフォメーションセンターと言った方がイメージし易いかもしれません。例えば、街の案内人なんかは、語学を学んでいる学校と連携して人材を集めたり、ぴあとかTIME OUTのような
民間の情報系メディアとのタイアップとかしてコンテンツを充実させることができたら、費用も抑えつつ、内容の濃いインフォメーションセンターが出来ると思います。渋谷だからできる国際都市渋谷的観光案内所、ご検討頂ければと思います。これも先ほどのべたフリーでフラットなピープルデザインなまちづくりの要素になってくると思います。外国人だからなんていうような壁はこの街には必要ないと思います。老若男女、障害を抱える人達も、外国の人も、住民も、来街者もみんながハッピーになれるまちづくりです。区長のご所見をお伺いします。

区長答弁
議長 松岡定俊 「桑原区長」
区長 桑原敏武 「無所属 長谷部健議員の質問にお答えをしたいと存じます。」

 渋谷駅周辺の現況と将来について、この元気がない、そういう渋谷の現状にお触れになって、さらにはスクラップ&ビルドということで、さらに再開発が進まなければ大変見劣りのする渋谷になっていくんじゃないかということでご提言を頂いた、このように思っております。

 確かに、あの工事が進んでいく為には16年かかると、こういうふうに言われておりまして、最短でも16年ですから、その間、来街者をひきつけていくまちであるためにはどうするかということがいつも問われているというふうに私、思っている次第でございます。

 その時に、今の提案を聞いておりますと、やはり非常に鋭い、またフレッシュな感覚でご提言であったと思いますけれど、困っている人がいたら手を貸そうというような発信もされて、どちらかといえば人々に共感を持って頂けるような福祉のまちというような感じを受けるんですよね。私はそういうこと地震は否定をしないんですけれども、それだけですとまた誰でもまねをする、あるいはそれだけですと、やはり強い発進力にはなっていかないじゃないかというような感じを受けざるを得ないんです。

 私が、やはりこれから渋谷が持っていかなくちゃならない、それはやはり生活文化をどのようにここに集積して、どのようにこれを発信していくことができるか、その時に私は、ファッション、デザインだと、こういう風に申し上げたり、あるいは伝統文化の継承である能や歌舞伎、そういったものを渋谷のこの大和田の小ホールから伝統ホールから発信できないものか、このようなことを思ったり、あるいは映像文化、情報文化のそういうものの集積場に相成らないか。言うならば、渋谷というよりも、外国の人々を意識においている訳ですけども、そういう人たちが一番知りたいことは何かと言いますと、やはり日本の生活文化を知りたいということが多いようでございますね。ですから練馬の大根を調理の仕方に至るまで、引き抜いてから調理にするまでが、それが絵になったり、体験したり、そういうことに結びついているんじゃないか。

 そうしますと、やはり基本は日本の固有の伝統文化、そういうものをどういう風に掘り起こして、これを進めていくかということであろうと思いますし、一方では、若い人の手を借りて、これも2月にイベントがございましたよね。ああいう様々な活動をしながら、この渋谷に目を向けさせる、そういう努力が必要になってくる。その中では、1つのご提言としては、確かに耳を傾けるものがありますけれど、それだけではやはり渋谷がこれならいいということはなかなか難しいかな、そういうようなことを感じた次第でございます。失礼かも知れません。しかし、確かにこういう前向きに新しいフレッシュな提言というのはなかなか得難いことでございまして、私はそのことについては尊重させて頂きたい、このように思っている次第でございます。

 今までの渋谷の発展というのは、どちらかといえば、無計画に膨張してきた、そういうような感じがしてございます。今は、意識的にまちづくりを計画していかなくては生き残れない、そういう段階にきているんじゃないか。そういう面では、みんなの周知を集めて、やはり渋谷の固有文化を発信していく、そういう視点に立った方が良いんじゃないか、私はそのようなことを思ってございます。今、申されましたことは、大変ヒューマンなまちづくりの為には、大切なことだと思っておりますけど、それに加えて、さらにもう1つ、もう1手というやつをまたご提言して頂けるとありがたいな、このようなことを思っております。

 それから、もう1つは、デザイン図書館のご提言をされたと思います。私、私どももちょっと打つ手が遅れたかなと思いますのは、川本喜八郎さん、これはやはりすぐれた美術作家だと、このように思っております。私ども、ちょっと手遅れをした為に、とうとうお亡くなりになった訳でございます。

 その中で、私は、このことを川本喜八郎さんに生前から、その作品を私ども、引き継いで、これをまた発信していきたいと、そのような気持ちを持ったものですから、それだけではなくて、それに伴っての「三国志」とか、あるいは「平家物語」とか、そういうものも一体となってここでやっていくならば、長くここを活用できるんじゃないか、このように思ったということでございます。

 今、おっしゃったファッションの専門のといいますと、今、文化服装学園、文化学園には、ここには服飾博物館があるんです。ここには素晴らしい、よそではなかなか見られない服飾が全部揃っていると思いますし、海外のものも揃っている。そういうものがございますし、同時にそこには蔵書等も、よそでは見られない蔵書がたくさんあるんですよね。私は、そういうものをどういうふうに皆さんに見て頂けるか、そういう努力をすることの方が大切じゃないか。あるいは、そこへ持ってくるということもあるかも知れません、私どもの文化総合センターの中へ持ち込んで、色々とそれを展示して頂くちうこともあるかも知れませんけれども、まずはこれはこれとして有効に文化服装学院の服飾博物館を有効に使っていくということで、両方が成り立つようなことを考えて頂ければありがたいな、このように思っている次第でございます。

 最後に、観光案内所を渋谷がつくってはどうかということでございますけれども、このことにつきましては、商工会議所の提言をもっている訳です。このことをやっていかなくちゃならない。その時にどういうふうにやろうかという具体的な案はまだ出てきておりません。私どもは、そういう面では、このことについて、道玄坂の理事長さんがそのことを役分担されていらっしゃるようですけれども、私は、そういうことについては、渋谷区だけではなくて、民間の主導でそういうものをやっていった方が、より弾力的で、長谷部議員みたいに、よりすばらしい発想のもとにこれが出来ていくんじゃないか。それを我々がカバーするものがあれば、それは色々と色々な所との接点を持っているということですから、そういう接点を活用しながら、これをこれから商工会議所としての考え方、あるいはまちとしての考え方を全部寄せ集めていいものにしていけばいいんじゃないか、そのように思っている次第でございます。その手始めが、とりあえずはマップづくりからひとつ連携で考えたらどうだ、そのようなことを思っている次第でございます。これからそのことについては、また作っていこうと思っておりますので、どうぞひとつご理解を頂きたいと思っています。
以上、答弁といたします。

議長 松岡定俊 「十一番長谷部健議員」
十一番 長谷部健
ちょっと、申し上げたことが、時間が短くてちゃんと伝わり切っていないかなと思うんですが、おっしゃっていることと、僕、まったく同じなんです。手を貸せばいいということだけを行政が宣言しようとしていることじゃなくて、今まで、流行、文化を作ってきた民間と一緒に手を組んで、もっとこれから新しい渋谷の価値を街でつくっていこう。だから一緒なんです。多分、伝え方がこの時間じゃ難しくて、ボードだけでも難しいんです。是非、そのDVDを見て頂くと、そこから僕がどうインスパイアされたかということも分かると思います。お忙しいとは思うんですが、区長の福祉的な視点についても絶対にいい力になる資料だと思いますので、是非ご覧になって下さい。

 今日、大トリなので、大高教育院長に敬意を表してというか、生まれて初めてなんですけれど、僕も一句詠んでみようかと思います。
(「笑われるなよ!」のヤジあり)
いやいや、初めて読むので、本当、恥ずかしものなんですけど、俳句になっているかどうかは不安ではあります。
(「ちゃんと季語入れろよ、季語を!」のヤジあり)
『俺の夢、春待つ息吹、今まさに。俺の夢、春待つ息吹、今まさに。』
今質問した思いだったり、いろんな企業、今何かしなきゃいけないというふうに色んな人が思っています。今は冬かもしれませんが、春をまつ息吹のように、わさわさと出てきているんです。是非、区長には、そこに暖かい風を送って頂いて、それが芽が出て、花が咲く様に、是非やっていただければと思います。

 以上をもって、質問を終わります。ご清聴ありがとうございます。

議長 松岡定俊 以上をもって、区政一般に関する質問を終わります。


2011年 9月定例会 代表質問原稿
「十一番 長谷部健」  
こんにちは、長谷部 健です。無所属クラブを代表して質問させていただきます。よろしくお願いします。
 最初に、ほんの少しだけ思いを述べさせてください。
 二〇〇二年に勤めていた広告会社をやめ、街のプロデューサーになりたいと立候補してから、気がつけば八年が過ぎました。二十代は大学を出て就職し、自分なりにばりばりと働き、仕事を通して多くの仲間と出会い、社会人としてその基礎をつくれた時期でした。
区議になり過ごした三十代は、その基礎をもとに培ったマーケティング力や企画力を生かし、小さくても成功事例をつくることが大切という思いから、区議として街のプロデューサーとして、アウトプットを出すことを心がけました。
プライベートでは結婚、二児の父となったり、両親とも近くで暮らすようになるなど生活環境はがらりと変わりましたが、生活の中でリアルに子育てや両親の老後の問題を感じるようになり、活動の幅が広がってきました。
 この八年間は、民間企業から行政との仕事に変わり、その仕事のスピード感に、まるでスローモーションの中で仕事をしていると感じることもあるのですが、八年を通して、理想のまちづくりに具体的なアクションを幾つか起こすことができました。これも応援していただいている皆様のおかげと本当に心から感謝しています。ありがとうございます。
 僕一人で世の中を変えられるなんて、なめたことは考えていません。でも、その変化のきっかけとなることをつくり出すことはできるのではないかと考えています。情報発信力という点では、日本トップクラスの渋谷区では、最初は小さな成功事例でも、多くの人が注目してくれることで広がりを見せ、その結果、大きな成功事例に広がっていくというものがあります。小さな成功事例がきっかけとなり、周りの人々が気づき、それが世の中が変わっていくきっかけとなっていく、そんな渋谷区できっかけづくりをもっともっとしていきたいと思っています。
 この八年間は、広告をつくることで学んだマーケティング経験を生かし、法律や条例に頼り過ぎる政治だけじゃなく、リアルにまちの空気を変化させていくことに取り組みました。例えば、チャンスがあったら社会貢献をしてみたいと感じる二十代、三十代の若者は、某新聞社の調査によると六割もいるそうです。それはまだアクションは起こしていないけれども、そのポテンシャルがある人が六割もいるということです。この六割の層を地域の活動に引っ張ることができないかという思いで幾つもの企画をつくってきました。
 その企画の骨子として、区民、企業、行政の関係を正三角形にすることを考え実践しています。地域コミュニティをつくることにおいて、さきに述べた潜在的に社会貢献にポジティブな若い層に共感を求め参加を促すことを念頭に、汗をかくのがボランティア参加者、これがつまり区民です。資金的援助や自社の社会貢献活動との協同を考える企業、企画をつくったり、その実行をサポートするのが行政、とその三者のバランスを正三角形にするイメージで活動しています。
 また、ここ十年は環境問題についていろいろと言われる時期でした。三月の大震災を経験し、エネルギー問題も他人事じゃなくなり、多くの人は、このままじゃまずいということを感じています。求められているのは次のステップ、つまり環境問題を意識しながらライフスタイルを考えていく時期に入ったと思います。どういうライフスタイルが環境によいか、人それぞれに心地よいライフスタイルがあるはずです。渋谷区という場所で、もっともっと明るい未来につながるライフスタイルの提案をしていきたいと考えています。
 そんな思いから、未来への思いを共有できる仲間と会派を結成し、今までよりも格段に多くなった質問時間を有効に活用しながら、渋谷区の未来を担う一翼として活動していきたいです。
 質問に入ります。
 まずは、特色ある保育園、幼稚園をもっと積極的につくっていきませんかという提案です。
 渋谷区では既に、小学校、中学校では、学校選択制が導入されています。御存じのとおり、理数系重点校、英語重点校、小中一貫校などなどすばらしいものがたくさんあります。今後ますますこの効果があらわれてくると思います。この特色ある教育を、保育・児童教育の分野にも広げてみてはいかがでしょうか。
 保育や児童教育のメソッドは世界じゅうにいろいろなものがあります。イタリアのレッジョエミリア式のように、園に保育士だけじゃなく芸術士を送り込み、高度な表現力と独創的な思考力を養うメソッドなどは、まさにファッションの街渋谷にぴったりかと思います。そういった園も一つくらいあってもいいと思うし、現在、幼保一元化された園や特養と併設された園などは、もっとその特色をアピールしたほうがよいと感じます。そこの場所にあるからできるということが、まだまだあると思います。
 例えば、区立公園の横にある保育園などでは、その公園を保育園と公園課が共同でデザインして、保育園の特色になるようなものにできるかもしれません。公園はどこも午前中の利用率は低いので、午前中のみ、その公園を貸し切りにしてあげてもよいかもしれません。そのかわり、公園連絡員的な事務や日ごろの掃除などは委託するとか、お互いにメリットを見つけるやり方もあります。また、近くに区営の温水プールがある園は、年間を通じた水泳プログラムを持つことも可能かと思います。
 以上のような海外の教育メソッドを採用したり、公園をもっと活用させてあげたり、水泳教室を年間実践するなど、こういう特色のある保育園、幼稚園をつくるということについて区長の御所見をお伺いいたします。
 また、保育園についてもう一点。待機児童の問題は、なかなか一筋縄ではいかない課題です。これまでのこの課題に対しての区長の御努力には敬意を表します。ただ、現状を考えると、今後の対策として、二〇〇九年十二月の定例会でも提案させていただいた期間限定保育園の考え方を加えていただけないでしょうか。
 簡単におさらいすると、リーマンショック以降、区内に増えた空き地及び駐車場などを十年ぐらいを目安に定期借地として借り受け、そこの空中に保育園をつくるという考え方です。よくファミリーレストランとかで下が駐車場で組んであって、上にお店がある、そういったようなのをイメージしてもらえればいいと思います。
 現在は待機児童数は増加の一方ですが、十年先、もしくはもう少し将来を考えると、日本全体の児童数が減る可能性があります。そのときに、今度は保育園が余り、つくり過ぎたということも起こり得るということも考える必要があると思います。その懸念に対しては、この定期借地による期間限定保育園は有効です。また、パネル工法を採用すると建築のスピードも速く、耐震や耐熱もすぐれていると聞きます。一度この方法による保育園の新設を御検討願えないでしょうか。あわせて区長の御所見をお伺いします。
 次に、松濤地区の鍋島松濤公園にカフェの併設を検討してみてはいかがでしょうかという提案です。
 高級住宅地にある鍋島松濤公園は、まさに都会のオアシスという公園です。池のほとりでお茶でものみながら一息つけたらという声も聞きます。とはいえ、単にカフェを出店しても渋谷らしくありません。このカフェで障がい者の雇用をし、リアルな職業訓練の場とし、訓練を終了し、優秀な人は渋谷の町中で働くような仕組みができるのではと思います。
 このカフェにはお手本になる民間企業の動きがあります。銀座に出店したスワンベーカリーです。どんな企業か、スワンベーカリーのホームページを抜粋して説明します。
 スワンベーカリー誕生の背景。
 日本の障がい者の数は人口の約六%、約七百二十四万人と言われています。働いている人の大半は全国に六千カ所以上ある共同作業所や小規模授産施設におり、一カ月の給料が一万円以下という低さで、自立するにはほど遠い現状です。
 福祉施設の幹部職員に経営のノウハウを伝授しなければ、低賃金からの脱却は望めないことを痛感した、このスワンベーカリーの前小倉理事長は、「製品」や「作品」づくりだけではなくて、一般の消費者を対象としたマーケットで売れる「製品」づくりを目指したセミナーを一九九六年から全国各地で開催し、意識改革に取り組んできました。この過程で月給十万円以上を払うことを実証し、お手本を示す必要から「焼きたてのおいしいパン」のお店をつくる構想に着眼しました。「アンデルセン」「リトルマーメイド」を全国展開しているタカキベーカリーの高木誠一社長というよき理解者、協力者を得て、同社が独自に開発した冷凍パン生地を使えば障がい者でもパンが焼けることがわかり、早速実践に移しました。
 一九九八年六月、スワンベーカリー銀座店が第一号店としてオープンし、現在、直営三店、チェーン店は二十四店を超え、各地に展開しています。働いている障がい者の数は、全国で二百八十二名を超え、知的、精神、身体に障がいのある方を雇用し、その七割以上が知的障がいの方たちです。スワンベーカリーの命名者は、先ほど申し上げた故・小倉理事長で、みにくいアヒルの子と思っていたら、「白鳥=スワン」だったというデンマークの童話作家アンデルセンの作品がヒントになっています。とホームページにあります。
 障がい者の自立には、ある程度の所得が得られる仕事を持つということが必要です。物をつくるということだけじゃなく、売れる製品として一般消費者をターゲットにマーケティングをしていく必要があります。スワンベーカリーがまさにお手本としたい成功事例です。
 また、渋谷中央街でも知的障がい児を弟に持つレストラン経営者が、昼のお弁当販売を障がい者と一緒に行い、販売のスキルがついた障がい者を他店に紹介するなど、障がい者雇用の拡大を地道に実践している店も区内にあります。こういった区内の小さな成功事例も参考にすべきです。
 渋谷区のホームページの障がい者のページにある社会参加の欄に、渋谷区独自の障がい者の雇用拡大事業として載せることができる事業となるようなイメージで、この鍋島松濤公園カフェの新設を御検討願えないでしょうか。区長の御所見をお伺いします。
 次に、ファッションの街渋谷ならではの、アパレル事業者サポート、及び区民への還元アイデアです。
 御存じのとおり、渋谷区内には数多くのアパレル事業者があります。次々に流行が生まれ消費されていく過程で、どうしても商品の在庫が増えてしまいます。余ってしまったものは、安く売ればよいという考え方もありますが、値崩れを起こしたりブランド価値の低下につながるということで、最終的に困り果て廃棄処分にしているという話を聞きます。そこで、ある程度の上限を決める必要がありますが、渋谷区が洋服の在庫を寄附として受け付けられる体制をつくれないでしょうか。事業者側は寄附として在庫の一部を計上できることで、税務上のメリットと感じるでしょうし、寄附として集めた洋服をめちゃめちゃ安価で、区民フェスティバル等で還元できれば、おしゃれな区民も増え、ますますハッピーなまちになっていくでしょう。事業者も渋谷区民に限定されてディスカウントされるのであれば、値下げの抵抗感も薄れるようです。また、普段区のイベントにかかわりの薄い若い世代も、もっと積極的に区のイベントに関与していくことにつながると思います。是非、この渋谷ならではのアイデア、ファッションの街渋谷だからできること、具体的な形にしてみませんか。区長の御所見をお伺いします。
 続いてもファッションの話です。
 ファッションの街渋谷と言われるからには、区内には数多くのショップやイベントなどが多くあります。ここ数年では、代々木の体育館も、東京ガールズコレクションなどのファッションショーやイベントに使われる機会も増えてきました。その中にROOMSというイベントがあります。もう十年も続いている展示会なのですが、ターゲットがバイヤーなどプロを相手にした展示会なので、一般には知られていないのですが、国内だけじゃなく海外からも東京のファッション情報を得るために多数の人が来場してきています。実際に九月の頭に代々木体育館で行われたイベントを視察に行ったのですが、それはそれは大盛況でした。そんなすばらしいイベントですが、震災以降、国内の消費の落ち込みや海外からの旅行客減、長引く不況というのが共有の課題です。
 出店するデザイナーの多くは、渋谷区内に何かしらの売り場やお店を持っていたりします。やっぱり渋谷を盛り上げることで、この苦境を乗り越えようと、話がさらに発展しました。渋谷が世界に誇る「ファッション」を主軸にまち全体をつなげる一大イベント、これを今こそ立ち上げよう。合同展示会やファッションショー、そして一般消費者が楽しめる様々なイベントを渋谷、原宿の各所で開催し、日本のファッション観光名所として世界に発信するということで盛り上がっています。
 思い立ったら動きが早いのがファッション界なのでしょうか、十月の後半には渋谷ファッションフェスティバルと銘打ってイベント開催をする予定です。文化ファッションインキュベーションも会場の一つとして入っています。今年の開催に向けては時間がないこともあって、渋谷区ができることは限られているかもしれませんが、海外からの多くのファッション関係者が集まる東京コレクションのこの開催時期に、こういったイベントをやっていきたいとのことです。来年以降、ガッツリとこういった動きを応援してはいかがでしょうか。例えば、期間中、区内の事業者が公園や区道でファッションショーを開催できるようにしてあげたりとか、区だからできることということがいろいろ考えられると思います。
 また、彼らのネットワークには、実際にリアルに渋谷のまちで服を売っている店にも張りめぐらされています。現在、渋谷の商店会の主な方々は、基本ビルオーナーでいらっしゃって、実際のお店のネットワークは余り持っていません。そういった点からも、うまくマッチングできれば、そのネットワークは震災時の対応などにも大きく役に立つことも考えられます。渋谷ファッションフェスティバルを今後区がガッツリ応援していくことの提案に対し、区長の御所見をお伺いします。
 次は、避難訓練についてです。
 先日も防災訓練が行われました。三月の震災の影響もあり、力の入った防災訓練だったと思います。内容についても充実したものだったと思います。区長を初め担当の方々の思いが感じられるものでした。ただ、課題としては、お年寄りが中心となる訓練だったということです。言葉は悪いかもしれませんが、実際に震災が起きたら、手をかしてもらう側の方が参加していて、実際に活躍するはずの若い世代が訓練をしていないということを感じました。とはいえ、平日では、働いている若い世代の参加は難しいです。例えば、休日に開催をしてみてはいかがでしょうか。
 また、今年は震災の影響で中止となってしまったようですが、神宮前小学校の「学校に泊まろう!」という企画は、災害時に学校に泊まることになる前に経験をしておく立派な避難訓練です。この企画には、多くの親子が参加しています。
また、代々木公園で災害時を想定してキャンプをしようなんて声をかけると、多くの応募があるのではと想定されます。こういった若い世代が参加しやすい避難訓練を仕掛ける必要を強く感じます。また、帰宅困難者支援ガイドブックも、こういった場で配布したり説明すると、より効果的です。
 さらに、ガイドブックも、帰宅困難者であふれる渋谷駅周辺の街頭ビジョンを利用し、その存在と内容を渋谷らしくおしゃれに告知してはいかがでしょうか。クリエイティブな映像を使い、渋谷駅周辺にいる人たちに常々情報を発信するのです。若い世代にアプローチするということが、避難訓練をより実践的で効果的なものにすることにつながっていくと考えます。以上のアイデアを取り入れていただき、より実践的な避難訓練をつくっていきませんか。区長の御所見をお伺いします。
 次に、コミュニティスクールの設置についてです。教育長にお伺いします。
 以前よりコミュニティスクールの採用を提案していたのですが、今回の区長発言は、一気に前進したと感じられてうれしく思っています。区長発言でもコミュニティスクールの設置について発言がなされていましたが、まずは、どこの学校から始めることを想定しているのか、どのような議論を経て設置となったのか、今後の展開についてどういう計画なのかを具体的にお聞かせください。
 次に、町会再編についてです。
 町会については、高齢化が進み、その負担がとても重くなってきていて、次世代の担い手を探しているというのがほとんどの町会が抱えている課題です。しかし、そう簡単には次の世代が見つからないのが現状です。
また、町会のエリアに住んでいる人がほとんどいないという町会も出てきました。個人的にはですが、今ある町会数を半分くらいにして、数少ない次世代の担い手を効率よく活用してはいかがかと思います。若い世代は、ネットや携帯電話を有効に使います。今までより効率的に広くコミュニケーションをとることができ、町会の活動範囲が広がっても、インフラさえ整っていれば、問題なく活動ができると思います。町会はもともと、人口が増えたので細分化したという話も聞きました。当時よりも人口も減り、コミュニケーションツールの発達した今、再び再編について議論を始めてもよいのではと感じます。町会に対しては、住民の自主的な組織でもあるので、区がああせいこうせいと言う立場ではないかもしれませんが、議論の投げかけはできるはずです。一度考えてみてはいかがでしょうか。区長の御所見をお伺いします。
 最後に、はるの小川プレーパーク事業の拡大についてです。
 代々木小公園内にはるプレができて八年目に突入しました。最初、近隣から子どもの声がうるさい、汚いなどの声も一部ありましたが、公園課を初めプレイリーダーたちの丁寧な活動もあり、その声も徐々に小さくなり、今では区内でも一、二位を争う利用率の高い公園となりました。先日の文教委員会での私立保育園との懇談会でも、遠く広尾地区からわざわざ子どもを連れて訪れてくる、そんな話も出ていました。
 この公園の拡大については、以前も議会で他の議員が質問したりしていますが、区の反応は、「検討します」とのことでした。その後、西原スポーツセンターの横だったり、恵比寿南一公園などで三日間限定の出張プレーパークを重ね、西原や恵比寿地域でもこの公園をデモンストレーションしてきました。このプレーパークの事業の肝は、人の子どもまでも自分の子どものように接してくれる、今の時代、酔狂なと言われるような地域の大人たちと、プレイリーダーの存在が不可欠です。プレイリーダーの育成は、はるプレでできますが、酔狂な大人たちの発掘はなかなか難しいです。そんな中、出張プレーパークを行っていた西原と恵比寿に、そんな大人たちが出てきたようです。そろそろこの事業の拡大について、具体的に動きだすときが来たと感じます。来年度に向けて、このプレーパーク事業の拡大について、区長の御所見をお伺いします。
 以上、区長並びに教育長に御答弁をお願いします。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○ 区長 桑原敏武 
無所属クラブ、長谷部 健議員の代表質問に順次お答えをさせていただきたいと思います。
 広告代理店の経験を生かされて、さすがだなと、このように思っておりますけれども、この渋谷の持っている情報発信力を生かすということで、いろいろなこれまでも御提言をいただいてまいりました。
 その中で、最初に私にありますのが、特色ある保育園、幼稚園づくりについてのお尋ねでございました。
 これは、私がこれをああしなさいとか、ああしようということではなくて、私立幼稚園は私立幼稚園なりに、保育園は保育園なりに努力して工夫しているというのは、私よく知っているんですよね。つるかめというのがありますけれども、あそこは特養と保育園が一緒にやるとか、あるいはヨゼフ、ここはこうして必ず文化祭といえば、このキリストの誕生をやるというような形でやっておりますし、同胞幼稚園もそうです。福田幼稚園は、創設の精神を生かして、自然と交わりを持つというような形でやっていらっしゃる。保育園は保育園でいきますと、園長がまたすごいんです。私はいつもいつも教えられるんですけれども、そういう面では、長谷部さんももう少しいろいろなところを見ていただいて、それでもなお出てくる話なのかなと、こういうようなことを感じているわけです。
 さらに申し上げれば、これはここにおります教育長が、この保育士や幼稚園、小学校の教員を一緒にして、校長先生もいらっしゃるんですけれども、保育と教育内容の体系的にまとめた幼児教育プログラム、これはよそからも注目されるようなプログラムをつくっているんです。私はそれもすばらしいなと、このように思っておりますし、いろいろな形でこの渋谷が縦割りでなくて横割りでいろいろな努力をして、また長谷部議員さんが御期待されるような、そういう幼稚園、保育園になっていく、間違いなくなっていきます。私はそのことを信じておりますので、もう少し見てやっていただけないかというのが私の願いです。

○ 議長 前田和茂 区長、保育園の名前、つるかめじゃなくて、うさぎとかめ、訂正してください。

○区長 桑原敏武 失礼しました。うさぎとかめだったようです。どうも失礼しました。うさぎとかめですけれどもね、お年寄りのはつると何とかと言うんです。
 それから、次に、待機児対策として御提言をいただきました。
 大変御心配をいただいてありがたいなと、こう思っておりますけれども、私は、駐車場の上であったり、そういう場合に一番心配するのは、環境がどうか、それからもう一つは、安定的に必要な期間を確保することができるかということがあるんですね。それからもう一つは、十分なスペースがとれるか、そんないろいろなことを考えております。そんなようなことから、できるだけそういう心配のない場所に、もうすぐ私どものほうで計画を示しますから、それを見ていただけるとありがたいかなと、こう思っております。
 そのときに、もう一つ議員さんからいただいたパネル工法なんですけれども、これも真剣に考えています。中でそれも取り入れていきたいと、このようなことを思っておりますので、安く、短期間に、いいものをつくるということで努力しておりますので、軽々には聞いておりませんので、ひとつ御理解をいただきたいなと、このように思っております。
 次に、鍋島公園にカフェということでおっしゃったわけでございます。
 御提案は非常におもしろい、またすばらしい、このように思いますけれども、その基盤にあるものは、クロネコヤマトの創業者が障害者雇用、障害者の収入を大きくしてやりたいということで、御本人の持っていらっしゃる非常にすぐれた経営能力、それと障害者福祉への情熱がこういう形であらわれたんだと私は思っております。ですから、松濤をどうこうと言う前に、そういう人があらわれてきたら、いろいろなところでいろいろなことができるんだと思うんです。ですから、我々としては、松濤の前にもう少しそういう人が渋谷でもあらわれてくれないか。パレットはそうだと思っています。そういうような形でいろいろな商業チャンスもつかむと、そのような気持ちでいろいろやっていただいているわけでございまして、また、そういう様々の知恵を生かせるようにさせていただけるといいかなと思っています。
 そのときに、役人の答弁ですから、読んでみますと、都市公園法による制約があるとか何とか書いてある。だけど、私は都市公園の問題よりも、おっしゃっているアイデアが、これをどう我々が取り込んでいくか、そのような面で受け止めさせていただいておりますので、またそのことについては頭におさめておいて、またそれが活用できるような場面を考えてまいりたい、そういうことで御理解いただきたいと思っております。
 次に、アパレル在庫寄附制度というのも、私どもの思わない発想であると、このように思います。
 いろいろな方々が衣料をリサイクルバザールとして売っていらっしゃるんですけれども、こういうものがいただければすばらしいな、みんなも喜ばれる、また収入も上がるのかな、このように思うんでございますけれども、そういう面では早いところ、区民の広場にテントをお貸ししますから、そこへひとつボランティアとして協力していただければ、必ずやそういうふうにできますし、また、一方では、障害者団体と御連携をしてやっていただいてもいいと思うんです。いろいろなやり方はあると思いますけれども、そういうことについては我々も努力をさせていただきますので、どうぞひとつそういう面から御協力をいただけるとありがたいなと、このように思っております。
 それから、渋谷ファッションフェスティバルについてお話がございました。
 私は、渋谷はファッションが地場産業だと、このように思っておりますけれども、だんだんと海外に遅れをとってきている、そのように感じておりまして、それが今回、大和田にインキュベーション施設をつくらせていただいた大きな動機があったわけでございます。
 また、商店会でも、表参道のほうにもあるというのは御存じだろうと思いますけれども、国土交通省からも役人が出てきて一生懸命みんなで上げていこうというような努力もされていらっしゃるわけでございます。私が何をやっているかというと、そういう方々がお互いが連携協力して、渋谷に広がりのある人材育成につながっていかないか、あるいは渋谷全体のお互いの連携協力のある、そういうファッション業界になっていかないか、そのようなことを私思っておりまして、およばずながらいろいろな方々にお呼びかけをして集まっていただいて、いろいろな会議の機会には一緒になってお互いが顔見知りになっていただくような、そういう努力をもさせていただいているんです。
 今、議員さんのおっしゃったようなイベントをやらないかということについては、私、もちろん賛成でございます。いろいろな形でやりたいと思いますけれども、役人が知っているファッション業界というのは非常に狭うございますし、感覚も狭うございます。そういうことについて、また御助言をいただきながら、そういうことに対して協力をさせていただきたい。そしてまた、渋谷としても大きくしていきたい、このように思っておりますので、どうぞひとつこれからもよろしくお願いをしたいと思います。
 それから、実践訓練の避難訓練のお話がございました。
 私、人間が年をとっていくことは仕方がない。また、みんなが働く人は仕方がないと思うんですけれども、せめてこれは土曜、日曜にやるわけですから、御高齢の方々だけではなくてと、こう思っております。
 最近は、あちらこちらでマンションからも出てきてくれるようになりました。そしてまた、企業も協力するようになりました。若い人が多くの形で協力をするということは事実でございます。
 そしてまた、帰宅困難者の課題というのは、そこにいる事業者が帰るんではなくて、そこの地域でボランティアとして活動していこうという、そういう帰宅困難者対策、これは国の対策でございますけれども、いずれそれは渋谷区としてもそういう方向で帰宅困難者対策を大きく変えていく努力をしなくちゃいけない、このように思っております。
 したがいまして、御高齢の方々が苦労してやっているわけですから、それは評価してほしいな。夜も、これは地震がいつあるかわからない。今度やるときは夜間訓練もやろうね、そのようなことを言われながら、いろいろ計画されていることは事実なんです。ですから、そのことにも急がないでひとつ見てあげていただけるとありがたいかな、このように思っております。
 そういったことから、町会再編についてのお話になりましたけれども、私にしてみれば、やはりこのことについても余り急がないほうがいいんじゃないか、こう思っておりますのは、区民住宅のアクティブ新橋というのができました。あそこに入った若い人たちというのは、この町会の事業に積極的に参加しているということを聞きました。私も入るときの条件として、地域の町会あるいはシニアクラブに協力するんだよということを何回も申し上げたんですけれども、そういう努力をしてくれているんです。そういうところが、それが一方では美化運動や、あるいはこの地域のまちづくり、お祭り、そういったところでもあらわれてまいっております。
 ただ、若い人がたくさんいるからやるんではなくて、若い人というのはお互いがきちっとした固いきずなというのは余り喜ばないですよね。お互いがタイトな形でゆったりした形の自由な形の結びつきというのを大事にする方々ですから、若い人というのはですね。ですから、何でもかんでも防災訓練があるから必ず出てこなくちゃいかんとかじゃなくて、自主的に出てくるような、そういう環境づくりをつくっていくことのほうが大事なんじゃないか、私はそのようなことを思っている次第でございます。
 難しい顔をしていらっしゃいますけれども、地域コミュニティ活動というのは、本質的に難しいんだと思います。そういった中で価値観も違う、そういった中でみんなが協力する、そういう場面づくりのために努力をさせていただきたいな、このように思っているところでございます。
 プレーパークの展開についてお話がございました。
 このプレーパークを拡大するということの前に、私、いろいろ批判を受けるんです。それは、大きな穴を掘ってくれたな、これじゃ公園が使えないじゃないか、あるいは汚くなったな、泥んこになっちゃった。我々が使おうとしても使いにくくなったという批判があるんです、現実に。私はそのことについては、一方では両方、相反するそういう事情にあるのかもしれませんけれども、そういうことにならないで、お互いがお互いを喜び合えるような、世代間の格差の出ないような、そういう公園の利用になっていかなくちゃならないな、そんなようなことを思っている次第でございます。
 私、そういうことでいきますと、もっともっとプレーパークを広げるためには、この西原も私が言ったんです、使えるように、使わせてやってほしいと、そういうことでお願いをしてやりました。恵比寿南公園のところも、様々の経過を経てそのようなことをやるようになった。ですから、やはりみんながこれがあってよかったね、また御高齢の方々もお手伝いをするチャンスがあった、そのような形のプレーパークになっていくような、そういう御提案をまたお願いできたらなと、このように思っております。
 答弁にならないかもしれませんけれども、どうぞひとつよろしくお願いいたします。

○議長 前田和茂 池山教育長。
○ 教育長 池山世津子 
私には、コミュニティスクールの設置についてのお尋ねでございます。
 学校運営協議会、いわゆるコミュニティスクールにつきましては、平成十六年に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に基づいて設置することができるようになりました。
 渋谷区におけるコミュニティスクールの導入につきましては、平成十七年度から教育委員会内での調査・研究を行い、昨年四月に、学識経験者を初め小中学校の校長、副校長、PTA関係者、地域関係者の代表をメンバーとする検討会を設置し、現在まで約一年半をかけて検討を進めてまいりました。
 その間の主な検討内容といたしましては、学校教育の現状と課題やこれからの方向性について、あるいは国や区の現行制度との関連、先進校の視察、本区におけるコミュニティスクールのあり方などについての調査・研究、意見交換などを行い、このたび、制度導入のモデルとなります学校、小中合わせて三校とすることといたしました。
 具体的な今後の進め方ですが、モデル校といたしましては猿楽小学校、長谷戸小学校、鉢山中学校の恵比寿地区三校を想定しております。
 この三校は、鉢山中学校を中心とした理数教育重点地区でもあり、今まででも様々な面で連携・協力しながら教育活動を進めてまいりました。
 まずは、小学校二校で試行を行い、その結果を検証しながら、段階的に中学を含めた三校合同の学校支援本部へと移行し、地域全体で学校を支える体制づくりを進めていきたいと考えております。
 本区は、これまでも地域に開かれ、地域に信頼される学校となるよう、学校運営連絡協議会や学校評議員、学校評価制度などを導入してまいりましたが、これらの既存の制度との整合性を図りつつ、学校、家庭、地域が一体となった渋谷区らしいコミュニティスクールにしてまいります。
 以上、答弁といたします。

○議長 前田和茂 長谷部議員。
○十番 長谷部 健 今までより時間がたっぷりあるので、再質問してみようかと思います。
 ちょっと残念なのは、割と議会の質問て批判とかつくのが多いので、僕ポジティブな質問をしているつもりなんですが、何かそのフィルターがかかっちゃって、少し否定しているふうに聞こえちゃったところがあるのかなというのが、僕ちょっと残念に思います。その点も踏まえてもう一度確認したいです。
 一番目の特色のある保育園、幼稚園づくりについては、僕、今が全くだめということは全く言っていないです。先ほども言ったように、今でも特色のあるところがあるので、これをもっと特色あるという、例えば、冠というか、小中学校のほうは、特色のある教育づくりというふうに渋谷区は言っているんですけれども、幼稚園、保育園についてはそこは強く言っていないので、例えば、そういうかさをつくることでそれぞれの特徴を、区民が特色ある保育園、幼稚園をやっているんだということがわかるかもしれないし、今やっているところも、もっとアピールしたほうがいいし、今日出したアイデアについては、これ多分簡単にできるんじゃないかな、もっと特色をさらにつくっていくことができるので、今あることをさらに推し進めるというつもりで申し上げました。
 ですので、区長のおっしゃった私立保育園は僕も全部見ましたし、読みました。むしろ私立保育園のほうが特色がやはり多いです。区立保育園は当然ならすというのもあると思いますが、その場所にある区立保育園だからできることとか、そういうことがあると思います。例えば水泳教室なんかは年間を通じてできるし、プール保育園なんという別名のつく保育園ができたら素敵じゃないですか。そういう意味で、よりもっと特色のあることを整理してやっていったらいいんじゃないかということを申し上げました。これについてもう一度御所見をお伺いします。
 それと、鍋島松濤公園にカフェの併設をというところで障がい者の話になりましたけれども、まず、実際、先ほどのところでも、大体日本の障がい者が七百万人ぐらいというふうに説明しましたが、名字のランキングで一位が佐藤さん、鈴木さん、三位が高橋さん、四位が田中さんなんですね。この人数を合計すると大体七百万人ぐらいなんですよ。ということは、自分の身の回りにいる田中さんや佐藤さんや鈴木さんや高橋さんと同じぐらい本当は障がいを負った方がこの世の中にいるはずなんです。でも、みんな携帯電話とかを見てみても、その人の名前が入っている数と、知り合いの障がい者の数というのは全然違うと思うんですよ。何が言いたいかというと、それくらい障がいを負った方が世の中に出てきていないんだ。一人でまちで買い物もできないし、やっぱりどこかまだ分けられてまざっていないという現状だと思うんです。
 そういう人たちの一つの成功事例だったり出口だったりする中で、僕あえて鍋島松濤公園と言いましたけれども、あそこはやっぱり高級住宅街だし、知的レベルが高い方も多いですし、そういうことに寛容な方もやはり多いと思うんですね。そういうところでまずひとつ成功事例をつくるというのが一番いいんじゃないか。公園自体も、あそこにカフェが欲しいという声も聞いていますので、あそこにつくってこういう形ができたらすばらしいんじゃないかなというつもりで御提案させていただきました。
 ですので、何が言いたいかというと、それぐらい障がいを負った方が世の中に出てきていないんだと、先ほどの名字の話で感じていただけたと思いますが、そういった思いで松濤を僕は推薦しました。もう一度そこについて、今の話を聞いてどうお感じになるか御答弁をお願いします。
 アパレルの在庫寄附制度については、アイデアを高く評価していただいて、ありがとうございます。区民フェスティバルのブースを貸していただけるということですが、この御提案の肝は、行政側が寄附としてそれを受けられる体制をつくれるかということだと思います。その点について先ほどお触れにならなかったので、それについてどう考えられているかということを再度お聞かせください。
 ファッションフェスティバルについて、前向きな御答弁ありがとうございます。実際に個店でお店をやっている人、リアルクロージングの世界ですけれども、そういうところのネットワークというのは、やはり行政がなかなか持てていないものなので、今回のこういうものを利用して、より強固なネットワークをファッション界に区が持てたらいいなというふうに思っています。これについて御答弁は要りません。
 あと、実践的な避難訓練の実施については、今年の防災訓練もたしか平日だったと思うんです。なので、もう少し休日というのを考えていただけないですかというのと、それ以外にも若い人たちをまちに、若い人たちとまちで接点を持てるところがいっぱいあって、一番災害が起きたときに人がたまってしまうというのは渋谷駅周辺なんですよね。だから、あの辺で日常からあの街頭ビジョンを使って区長のやりたいことというか、今、事業者は居残ってとか、地域の活動を手伝うとか、そういうことをそこで啓発していくということがやはり一番効果的なんじゃないか。せっかくいいガイドブックをつくったので、やはりあれももっと知ってもらわないと意味がないですから、もう少しそういう今ある媒体を使って、区の持っている媒体以外のもの、しかも、駅前に一番人が集まって、日ごろからそこの人たちはそれを触れるわけですから、駅前のビジョンを活用するというのはひとつ大きくあるんじゃないかなと思います。それについてもう一度御所見をお伺いします。
 プレーパークについてですが、批判があるという話だったんですけれども、批判は多少あるのでしょうが、でも、利用率はやっぱり高いんですよね。これがある人は気に入っているけれども、ある人は気に入っていない。それはなかなか平らにしていくというのは本当に大変なことで、平らにし過ぎると全く色気のない、特色のない公園だったり、ものになってしまう可能性があると思います。そのためにだからいろいろな特色をつくってメニューをつくってやっているはずなので、ちょっと批判があるというのは寂しい話だったなとは思います。ただ、利用率は高いので、それを念頭にもう一度置いていただいて、今後の展開について考えていただけないかなと、これも再度お伺いします。
 町会再編についてですけれども、別に急いでいるわけではないんですね。僕申し上げたのは、まずは議論の投げかけをしてみたらどうかということなので、別に急いでいるわけではないので、議論の投げかけぐらいはできるんじゃないかなと思います。そこをもう一度御答弁をお願いします。

○議長 前田和茂 桑原区長。
○区長 桑原敏武 長谷部 健議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 このおっしゃった要点を聞いていますと、この公園でもいい、プールでもいい、そういうものを活用して特色ある教育をというのは、それはとりもなおさず、そういうものを活用できる経営能力をおっしゃっているんですよ。そういうものを、この環境資源を使っていく能力のある、そういう経営者がおれということをおっしゃっているんですよ。私は、そういう能力のある人間というのは、なかなか限られてくるかもしれない。感性のある人間というのも限られてくるかもしれない。しかし、お互いに私はこうやっているのを見ますと、お互いにこの情報交換をしながら、いいところは取り入れよう、そういう保育園にしても幼稚園にしても、そういう意欲を持っているから、それは信頼してもらいたいなということを申し上げたわけでございます。
 ところが、公園に行くと、水をぶっかけられる、そういうようなところもあるんですよ。そういうところは近くにあっても行くことができない。そのほうがよほど私にとっては悲しいな、このように思っている次第でございます。
 鍋島公園のお話いただきました。私、出てくるか出てこないかというのはわかりませんけれども、少なくとも障害は様々、したがって、それに対応した形でそれぞれの人間の能力を生かしていくような雇用ができれば、あるいは働くことができればすばらしいなと、このように思っている次第でございます。この中でも、これまでの成功事例というのは、やはり経営能力、感覚がすぐれていらっしゃるんですよ。そういう人が中心になったがゆえに私は成功している、こういうふうに見ているんです。ですから、先ほどの例も、教育の分野もこの障害者の、一つは経営感覚、そういうものが求められているんじゃないか、私はそのようなことを思っているわけでございます。その中で、そういうことをやろうという人がおれば私は協力したい。是非協力をして、いろいろと御提言をいただいてやっていこうと思っておりますので、どうぞひとつよろしくお願いをしたいと思います。
 寄附制度が税制上どうなるかということについては、私、専門家ではありませんので、そのことについては研究させていただきたい、このように思います。
 それから、この実践的な訓練ということでおっしゃったんですけれども、あの中央集会でやる訓練のほかに、地域で防災訓練をやったところもあるんです。これはそういうときに、今おっしゃったような形で、まちの若い人を対象にやることができないか、これはまさに帰宅困難者協議会のやる仕事だと思っているんです。もしそうであれば、御提言をさせていただいて、そういう機会をとらえて、どうだろうと、そういうような働きかけもできますし、この大型ビジョンの活用も可能でございますから、ひとつ参考としてお受け止めさせていただきたいと思います。
 それから、町会再編のことですけれども、これをよっぽどうまく話をしないと、我々は要らないのか、そういうところへ結びついちゃいます。私はいろいろな努力を見ている。そしてそれを、日本人というのがすばらしいと思うのは、だめだったら次は必ず出てくるということなんですね。日本人というのは遠慮するんです。ですから、いろいろな人が、自分が出ていっちゃ悪いというような感覚を持った人が多いですから、町会というのはそういうところだと思います。だけども、今まで脈々と築いてきた歴史があり、そういう方々がいらっしゃるわけですから、それをやるんじゃなくて、それを今までの御高齢になってもやろうとされている、それを生かしていく、そういうような関係をこれからつくっていくことが必要じゃないのかな、そのようなことを思います。
 御返事にはなりません。だけども、私もこのことについては大変町会がこれから連帯と自立、その中での大きな課題がコミュニティだと思っておりますから、どうぞこれからも御助言いただきたいと思います。
 以上、答弁といたします。

○ 議長 前田和茂 区長、プレーパークが抜けています。
○区長 桑原敏武 プレーパークもあったの。このプレーパークですね、プレーパークについては、さっきも申し上げましたけれども、大きな穴を掘ってあったり、あるいは水びたしになったり、あるいは泥んこになったり、公園が一つの景観をつくるところなんですけれども、景観を阻害する場合もあるんです。私はいろいろなことは、やはり地域と連携して、地域と協力し合って理解をしていただけるような活動にしていかないと、自分たちは自分たち、町会は町会、そういうふうになるといい結果を生まないな、そういうことです。どうぞよろしくお願いします。

○議長 前田和茂 長谷部議員。
○ 十番 長谷部 健 
先ほどよりはポジティブにいろいろ返事が返ってきたし、解釈としてもポジティブにできるかなというので、ありがとうございました。  とにかく今日御提案したやつが全部実現するとはもちろん思っていないんですけれども、まだまだ任期もありますし時間もあります。意外にしつこいので、これが実現するようにこの後頑張っていきたいと思っております。
 とにかくネガティブに言っても物事はなかなか解決しないと思っているんです。だから、いろいろなやり方としては、今あるものをポジティブにどう変化させていくかということだと思います。
 先ほどのプレーパークについても、僕の受け取り方の間違いもあって、どうもネガティブなことをおっしゃっていることではなくて、やはりそういう地域とのつながりが必要なんだということをおっしゃりたいということはよくわかりました。実際そういう今地域とのつながりも見えつつあるので、是非、それを今度具体的にまた御提案しますが、そういうことがもし区長のほうで感じられたら、この事業の展開のほうも是非もっと積極的にお願いしたいなと思います。
 先ほどコミュニティスクールについて、教育長のほうからも御丁寧な御説明ありがとうございます。具体的にこれがどんどん広がっていくんだなという感触を得られるお話でした。是非、形にしてもらえように、これからも御苦労あると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
 いろいろ時間があるのでフリートークでいろいろ言いましたが、なかなかいいな、時間があるのは、質問時間があるのはいいなと思いました。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
 ありがとうございました。

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